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“液体金属”採用の高性能グリスがシートになってさらに使いやすくなった!

2007年03月06日 22時03分更新

文● 増田

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 以前、素材に“液体金属”を使用しているというグリス「Liquid Pro」を発売したCoollaboratoryから、今度はその改良版ともいえそうな「Coollaboratory Liquid Metal PAD - 3xCPU 1xCleaning Kit」(以下:Liquid Metal PAD)が発売された。

“液体金属”を使用しているというグリス「Coollaboratory Liquid Metal PAD - 3xCPU 1xCleaning Kit」。“82W/m・K”という従来販売されているグリスと比べて約9~10倍の熱伝導率という特徴はそのままに、新たにシートタイプとなった

 一般的な注射器タイプの容器に入れられた「Liquid Pro」から、新たにシートタイプとなった「Liquid Metal PAD」。“82W/m・K”という従来販売されているグリスと比べて約9~10倍の熱伝導率という特徴はそのままに、シートタイプにすることで扱い易すさが向上。さらにアルミを侵食するという注意点があった「Liquid Pro」だったが、今回の「Liquid Metal PAD」ではアルミ製ヒートシンクでも使用が可能となった。

CPUのヒートスプレッダに合わせてサイズを整えて貼り付け、CPUクーラーを装着。一度、液体化させるために温度を58度以上にする必要がある。アークではBIOS画面のCPU温度と見比べながら、ドライヤーを使って強制的に温度を上昇させ液体金属を溶かしてみた

 使い方はCPUのヒートスプレッダに合わせてサイズを整えて貼り付け、CPUクーラーを装着。一度、液体化させるために温度を58度以上にさせてやる必要がある。販売ショップのひとつアークで試した(一度58度以上にして、冷ましてからCPUクーラーを取り外した)ところ、一度液体化して固まった様子が確認できた。製品は同シートが3枚入りで、ほかに除去用専用紙やすりが付属。実際の効果は環境によって異なるためになんとも言えないが、冷却補助アイテムとしては効果を発揮してくれそうだ。価格は3024円。アークと高速電脳、USER’S SIDE本店で今日から販売がスタートしている。

一度58度以上にして、冷ましてからCPUクーラーを取り外してみた。すると、液体金属が一度液体化して固まった様子が確認できた

アルミ製ヒートシンクのCPUクーラーに貼りついた「Liquid Metal PAD」。付属の除去用専用紙やすりで落とすことができる

【取材協力】

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