松下電器産業(株)は31日、液晶ビューファインダー(EVF)を装備した光学12倍ズーム機『DMC-FZ8』を発表した。価格はオープンプライス。
本体の質感を上げ、操作部材も大きく使いやすく
DMC-FZ8は、昨年1月に発売された『DMC-FZ7』の後継機種という位置づけ(関連記事)。LUMIXブランドを牽引してきたEVF高倍率ズーム機の最新モデルとなる。
外観に関しては、従来機のイメージを踏襲しているが、EVFを従来の0.33インチ11万4000画素から0.44インチ/18万8000画素とし、レンズ周り、アイピース、モードダイヤル、シャッターボタンなどの操作部材を大型化し、質感も高めた。
また、従来機種では対応していなかったRAWモード撮影機能も付加。測距点数も9点から11点に増やし、マニュアルフォーカス/マクロ切り替えボタンを独立させるなど、作品作りの幅を広げた。上位機のDMC-FZ50から継承した“2軸式ホワイトバランス微調整”や“ジョイスティックを利用した“ダイレクト露出補正”“AF枠選択/移動”“ズームポジションメモリー(ズーム位置の記憶)”なども新搭載している。
テレコンバージョンレンズ(LT55、1.7倍)、ワイドコンバージョンレンズ(LW55、0.7倍)を始めとしたオプション類も用意する。
スペック面では、撮像素子が有効600万画素CCDから有効720万画素CCDとなり、EX光学ズームも最大18倍(3Mモード時)に対応。通常撮影時ISO 1250相当/高感度モード時ISO 3200相当の高感度撮影モードや被写体の動きを検知してISO感度を自動的に決定する“インテリジェントISO感度”機能なども搭載した。液晶パネルのサイズは2.5インチのままだが、画素数は11万4000画素から20万7000画素に増えた。バッテリー寿命もCIPA測定基準で380枚と従来の320枚より若干向上している。
実売価格は5万円前後になる見込みで、2月9日に発売される。
DMC-FZ8の主なスペック | |
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製品名 | DMC-FZ8 |
撮像素子 | 1/2.5インチ有効720万画素CCD |
レンズ | LEICA DC VARIO-ELMARIT 光学12倍ズーム |
焦点距離/開放F値 | 6~72mm(35mm換算で、36~432mm相当) / F2.8~3.3相当 |
ISO感度 | 最大1250相当(高感度モード時3200相当) |
液晶ディスプレー | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約20万7000画素) |
記録メディア | SDメモリーカードまたは内蔵27MBメモリー |
バッテリー | 専用リチウムイオン充電池 |
バッテリー寿命 | 約380枚(CIPA測定基準) |
本体サイズ | 幅112.5×奥行き79×高さ72.2mm |
重量 | 約357g(装備重量) |