Windows Storage Server 2008 R2搭載の新シリーズ「HA8000/NS」も
日立アドバンストサーバ、停電対策も可能な「HA8000/RS110」
2011年06月09日 06時00分更新
6月8日、日立製作所は「日立アドバンストサーバ HA8000シリーズ」において、処理性能向上のサーバー新製品4機種、ネットワークストレージサーバーの新シリーズ「HA8000/NS」を発表した。
サーバーは、1ソケットモデルの「HA8000/RS110」「HA8000/TS10」「HA8000/SS10」と4ソケットモデル「HA8000/RS440」の4機種。1ソケットモデルはXeon E3-1200番台、4ソケットモデルはXeon E7-4800番台を搭載し、現行モデルと比べ最大約1.4倍にシステム処理性能を向上する。
さらに、1ソケットモデルの「HA8000/RS110」「HA8000/TS10」には、「ディスクアレイコントローラボードキャッシュバックアップ付モデル」を追加した。これは、停電などでシステムへの電力供給が停止した場合に、HDDなどの管理・制御を行なうディスクアレイコントローラボードにコンデンサを搭載したキャッシュバックアップモジュールから給電。キャッシュメモリ上にあるデータを、退避用メモリにバックアップできるという。
これにより、HDDに書き込み処理中に電源供給が停止してもデータ消失を防げる。そして、システム運用の信頼性向上とともに、電源供給が停止する直前のキャッシュメモリの状態を保持できるため、システム復旧時の迅速な業務再開を実現するという。
一方のHA8000/NSは、ファイル共有やデータバックアップ用途に特化したアプライアンスで、OSにWindows Storage Server 2008 R2を搭載する。企業の支店・店舗といった小規模システムに適した「HA8000/NS110」「HA8000/NS10」「HA8000/NS10s」、サーバールームや部門サーバーなど中規模システムに適した「HA8000/NS220」の全4機種を提供する。
価格および出荷時期は、以下の通り。
モデル名 | プロセッサー 最大搭載数 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|---|
HA8000/RS440 | 4 | 150万4000円から | 6月30日 |
HA8000/RS110 | 1 | 16万2000円から | 6月17日 |
HA8000/TS10 | 14万円から | ||
HA8000/SS10 | 11万3000円から | 7月8日 |
モデル名 | プロセッサー 最大搭載数 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|---|
HA8000/NS220 | 2 | 50万5000円から | 6月30日 |
HA8000/NS110 | 1 | 6万9000円から | |
HA8000/NS10 | 25万8000円から | ||
HA8000/NS10s | 19万3000円から | 7月8日 |