マン・レイにまつわるエアタグでうめつくす
写真をはじめ幅広い芸術活動で20世紀を代表する芸術家のひとり、マン・レイ。マン・レイ財団が所蔵する写真、絵画、彫刻、デッサンを一堂に公開し、芸術家マン・レイの足跡を追う、日本ではこれまで行なわれていなかった規模と深みを持つ展覧会「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」が、7月14日から9月13日まで東京・六本木の国立新美術館で開催される。
展覧会の見どころは、マン・レイの生涯とアートをオーバーレイさせた大規模な展示。さらにこの「マン・レイ展」において、AR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ」がコラボレーションし、国立新美術館とその周辺をマン・レイにまつわるエアタグでうめつくす試みを行なおうとしている。
「セカイカメラ」開発元の頓智・(トンチドット)は、最近までフランスの科学技術館において展示物とセカイカメラのコラボレーションを行ない好評を博していたが、日本の美術展においてARを使ったプロモーションを行なうのは今回が初めてのこと。
頓智・のCEO 井口尊仁氏は「マン・レイはチャレンジしがいのあるアーティスト。がんばってコラボレーションに取り組みました」と話す。はたして、どんなコラボレーションになのか? それは、国立新美術館がある六本木と乃木坂で「セカイカメラ」をかざすと、マン・レイの代表作である青いハート型の作品「無題(マン)」をモチーフにしたエアタグが浮かぶというものだ。
これらハート型エアタグは、展覧会の来訪者がTwitter上でハッシュタグ「#manrayten」をつけてツイートした感想がタグとなったものだ。また、展覧会情報や広報事務局からの情報もエアタグとして国立新美術館周辺に浮かび、タップすることでツイート内容や展覧会から発信されたグッズやタイアップ情報をセカイカメラ上で見ることができる。