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「ライブ配信メディア完全解剖 〜過去と今、そして未来へ〜」 第32回

ニコ生の生主とリスナーの心はこの数年で大きく変化している

2017年03月17日 12時00分更新

文● ノダタケオ(Twitter:@noda

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niconicoの有料「プレミアム会員」は2016年12月末時点で252万人に減少へ

 先月、niconicoの有料「プレミアム会員」が2016年12月末時点で252万人で、「ニコニコ動画のサービス開始以来初の会員数減少」であることがカドカワの四半期報告書(第3期第3四半期・平成28年10月1日~平成28年12月31日)でわかりました。

 少し前の四半期報告書も遡ってみると、第3期第1四半期ではプレミアム会員「256万人」へ、第3期第2四半期には「256万人を維持」となっていたものが、今回の第3期第3四半期では「252万人」で、結果的に「プレミアム会員」は3ヶ月の間に4万人が減少したことになります。

 いくつかのメディアでこのことは紹介されていますから、このトピックについては既にご承知の方も多いことでしょう。

 ニコニコ生放送は2008年12月からユーザー生放送が始まり、「ツイキャス」や既に日本から事実上のサービス運営を撤退してしまった「Ustream」とともにライブ配信メディア元年といわれる2010年からの黎明期からサービスが続くプラットフォームのひとつです。

 ネット上で展開されるどのようなジャンルのサービスでも、サービスが長く続いていけばこういったトピックがいつかは報じられますし、私個人としてもあまり大きな驚きを感じることはなかったのです。これが即座にニコニコ生放送のサービスそのものが終わってしまうというものではない、と感じています。

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