この連載は江渡浩一郎、落合陽一、きゅんくん、坂巻匡彦が週替わりでそれぞれの領域について語っていく。今回はきゅんくんが、カワイイ女の子を3Dスキャンしてデータを選んでみた。
ことの始まりは8月半ば、WIREDとイノラボのサマースクールでTechShopを使用させていただくことになり、TechShopにお邪魔したときのことでした。
TechShopの中に、DOOB-3Dの大きな3Dスキャンブースがあることに気付きました。その日以来、女の子を3Dスキャンしたいという妄想が自分の中で止まらなくなってしまい、私の自作ロボットMETCALF clione(メカフクリオネ)のPVでモデルをしてもらったコスプレイヤーの近衛りこさんを誘って全身3Dスキャンを敢行してきました。
DOOB-3Dスキャンは、一瞬で3Dスキャンができることと、フィギュアの値段が安いことが特徴だそうです。
出力は石膏3Dプリントのカラーフィギュアと、データのみから選ぶことができます。お値段は、フィギュアの場合サイズによって異なりますが高さ25cmのもので4万2984円、データの場合3点ポリゴンで6万4800円。※
※ データに関する金額はご要望により変動します。詳しくはdoobまでお問い合わせください。
データの方が高いですが、データがあれば自分で3Dプリントしてクオリティーは違えど増産したり、出力の仕方をいろいろ工夫してみたりできる…と考えて今回はデータを1カットと、フィギュアを1台作ることにしました。
データの場合3点ポリゴンと4点ポリゴンの2種類から選ぶことができます。スキャンしたデータを動かしてアニメーションを作ったりしたい場合は4点ポリゴンが良いそうなのですが、私の場合動かす予定はないので3点ポリゴンを選択しました。
折角3Dにするんだったら身体のラインがはっきりした服装の方がいいだろうという(私の邪な)考えで近衛りこさんにはスクール水着とジャージを着用してもらいました。
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