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2016年夏のお買い得デジタルギアをレビュー! 第3回

6万円台から買える最新Skylake世代のお買い得ノートPCをピックアップ! (1/3)

2016年07月01日 12時00分更新

文● 正田拓也

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 夏のお買い得製品特集3回目は、ノートPCをピックアップ! ノートPC市場を見渡すと、3~5万円程度で買えるノートPCや2in1タブレットも多いが、その多くはCPUにAtomやCeleronを採用。マシンパワー的には不満を感じる場合もある。

 そこで、今回は最新アーキテクチャーである第6世代(Skylake世代)のCPUを搭載したマシンを中心に紹介していく。具体的には以下のような機種となる。

 特におススメとなるエイサー「Aspire V13」とレノボ「ThinkPad E460」についてはより詳しく紹介していく。なお、本記事内の価格や機種については2016年6月30日現在のもので、掲載時は変更されている可能性もある。 (編集部ハシモト)

スマホ全盛の今、PCに何を求めるのか

 日を追うごとにスマートフォンの依存度が高まっており、PCを使うことがなくなっている人がいる。しかし、PCでないとできないことはまだまだある。そこで、PCを買うならある程度ちゃんとしたスペックが欲しいところ。

 もちろん、ただ単に大きめの画面とキーボードが使いたいというだけなら、タブレットにキーボードを付けただけで実現する。iOSはともかく、Androidならマウスも接続すればすぐに使えるし、ウェブブラウジングだけならAndroidでまったく問題ないだろう。

 しかし、PCでしかできないことも多数あることも事実。例えば大きな画面を駆使して何かを参照しながら文章を作成したり、頻繁にウィンドウを切り替えて作業をしたり、スマートフォンが苦手な素早いタスク切り替えや並行作業といった部分はまだまだPCの独壇場。必要に応じてマルチモニターにすることだって可能だ。

 そうなれば、ある程度いいスペックを要求することになる。一般的にOSもバージョンが上がることで重くなっており、新OSが出たタイミングでは「従来よりも高速化!」と叫ばれていても、最新でそこそこの性能を持つPCだからこそ、その高速化の恩恵を受けられ、さらに日々のソフトウェア更新で徐々に遅くなっていくので、結局のところ性能というのは必要になってくる。

今、PCはお買い得! 最新ノートPCの選び方

 以前も同じようなことを書いた気がするが、2016年の夏も買い時だ。2015年の今ごろはモバイル向けのロースペックなCPU、具体的にはBayTrail世代のAtomやCeleronが多く登場していており、低価格でそこそこ便利なPCがたいへん買いやすい状況だったが、今年は少し違っている。

 今年は前述のようにスマートフォンでできることがひろがり、それらとは明確な区別をすることがトレンドになってきたのか、充実した性能を持つCore i3やCore i5搭載機で比較的低価格のものが多く見かけるようになっている。

 また、2015年の春から夏にかけては、「Haswell」世代から当時最新の「Broadwell」への切り替わりが遅れており、最新世代とひとつ前の世代が混在していたが、今年は最新の「Skylake」を選びやすい状況にある。

 もちろん、HaswellやBroadwellも市場にはあるので、最新が希望の場合は注意しなければならないが「Core i3-6100U」など、6000番台であれば最新のSkylakeということになる。

 以降(アスキー倶楽部会員向けページ)では、実際の機種を具体的に見ていくことにする。まずはモバイル向けの13.3インチノートPCから。

すぐ買える13.3型モバイルノートPC
エイサー「Aspire V13」

エイサー「Aspire V13」

エイサー「Aspire V13」

 モバイル用途がメインの場合、画面サイズや持ち運びのしやすさを考慮すると13.3インチクラスのノートPCはかなりいい選択となる。

 その中でもSkylake世代の最新CPUを搭載したおススメ機種がエイサー「Aspire V13(V3-372)」となる。

 CPUにはCore i3 6100Uを採用。メモリーは4GBで500GB HDDを搭載。ディスプレー解像度は1366×768ドットで、バッテリー最長駆動時間は8時間。最安値ベースでは7万円から購入できる。

右側面。USB 2.0端子が2つとSDメモリーカードスロットがある

右側面。USB 2.0端子が2つとSDメモリーカードスロットがある

左側面。USB 3.0端子が1つとHDMI出力を搭載。有線LAN端子も装備する

左側面。USB 3.0端子が1つとHDMI出力を搭載。有線LAN端子も装備する

キーボード。右側のキー(BSキーとEnterキー、Shiftキー)が近隣のキーと接している部分は好みが分かれるかもしれない

キーボード。右側のキー(BSキーとEnterキー、Shiftキー)が近隣のキーと接している部分は好みが分かれるかもしれない

 Skylake世代の全般的なPC相場と比べると少し割高感はあるが、モバイルサイズとなるとどうしても価格がアップしてしまう。一般的なモバイルノートPCが10万円オーバーが当たり前の今、8万円台、安いところ7万円台から買える機種は貴重だ。

 さらに、本機は店頭モデルであることもポイントだ。最近の大手家電量販店のPC売り場は受注生産コーナーの面積が大きくなっており、少しこだわりの機種を買おうとすると到着まで何日も待たないとならない。エイサーのAspire V3-372は、在庫があればすぐに持ち帰って使える。

 本体サイズは幅327×奥行き228×高さ19.65mm、重量は1.6kg。液晶解像度とストレージがもう一歩というスペックなのは非常に残念だが、処理性能とコンパクトさを両立させ、比較的買いやすいものとなれば、エイサーのAspire V3-372ということになるだろう。

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