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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第426回

SUV+BEV=最高! メルセデス・ベンツの電動SUV「EQB」はアイドルも納得の乗り心地

2024年04月21日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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車内が静かすぎるのでロードノイズが思ったよりも聞こえる

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 「スムーズに走るあたりが、BEVらしいですね」と、ゆみちぃ部長。「ちょっとアクセルペダルを踏んだだけで、結構進む感じがあるので、そこのコントロールは難しいかも」とのこと。EQB 350 4MATICは四駆ですが、どうやらリアモーターを主として動く様子。おとなしく走るかぎりはリアモーターだけで賄えるようで、少し急な加速が必要な場面などでフロントモーターがサポートする程度。ですが「あ、今前輪が動いている」と感じることはなく、完成度の高さには驚かされます。アクセルペダルに対する反応がリニアなのも好印象。アクセルを離すと回生が働くのですが、その動きは穏やかなのもイイですね。

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 「視界が広く、ステアリングも適度な軽さで運転しやすいです」と見晴らしも良好。ただ「Aピラーが前寄りにあるので、右折時に視界に入りやすいかな」と気になるようでした。一方で左折時は「カーナビの画面がダッシュボードより上にはないので、見やすいですね」とも。

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走行モード設定

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サスペンション設定画面

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タイヤはピレリ・P-ZEROで235/45R20

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サスペンションは可変ダンパー式

 試乗車にはオプションの「AMGラインパッケージ」が装着されており、その中にアジャスタブルダンピングシステム(可変ダンピングコントロール)が含まれているのだとか。さらに標準より2インチアップとなる235/45R20サイズのタイヤを履いていました。AMGと聞いただけで「絶対硬いんでしょ!?」と思いますし、さらにインチアップしていることから、乗り心地の悪さを覚悟したのですが、これが真逆のマイルドさ。メルセデスらしい、しっとりしなやかな乗り味。ちなみにスポーツモードにすると、ソコソコに硬くなります。

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 静かであるがゆえに、今度はロードノイズや風切り音が気になる場面も。高速道路で路面状態が悪い時には、運転席と後席で会話はできない時もありました。クルマを降りて確認すると、ドアは貼り合わせガラスではない模様。個人的には高級車なので貼り合わせガラスにしてほしかったなと。

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 大きさも丁度良く、BEVらしい静かさと力強さ、そしてメルセデスらしい乗り心地の良さが印象的なEQB 350 4MATIC。「とてもイイクルマでした。でも、もっと静かだったらもっといいですね」と、ゆみちぃ部長。それは贅沢を知ってしまったがゆえの、さらなる贅沢というもの。叶えるにはEQS SUV(1542万円)とまではいかずとも、4桁人の諭吉さまが必要でして……。「乗りたいなぁ、EQS SUV」。ゆみちぃ部長、頑張って働いてください。

寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

 1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近は自動車にも興味を抱く。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、当連載で、お気に入りの1台を探す予定。

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