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「AIかどうか判別できないクオリティ」 音楽生成AI「Udio」が話題に

2024年04月11日 13時30分更新

文● @sumire_kon

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Udioのロゴ

 グーグルDeepMind出身の研究者とエンジニアが設立したAIベンチャーUdioは4月10日、音楽生成AI「Udio」を公開した。4月11日現在は無料のベータ版となっており、1ユーザーあたり毎月最大1200曲まで作曲可能だ。

 Udioはテキストプロンプトなどを使い、作曲経験のないユーザーでも曲作りを楽しめるサービス。1つのクリップの時間は30秒程度だが、複数のクリップを組み合わせることで、より長い楽曲にすることもできる。

 作曲時は楽器やジャンル指定だけでなく、合成音声によるボーカルパートの挿入にも対応。同社が公開した作例では楽器、ボーカルともに自然な表現で、事前情報がなければAI生成楽曲だとはわからない。ボーカルは日本語の歌詞を歌うことも可能だ。

操作画面のイメージ

操作画面のイメージ

 楽曲の品質の高さからSNS上でも話題となっており、Udioで作った曲をアップするユーザーや、Udioの混雑で生成に時間が掛かっていることを嘆くユーザーも出ている。競合となる音楽生成AIサービス「Suno AI」と比較されることも多い。

 なお、同社は生成された楽曲のボーカルに実在のアーティストの声を使うことはないとする一方、AIの学習に使用したデータの詳細は明らかにしていない。

 Udioはベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ」などの支援を受け、ニューヨークとロンドンを拠点に活動している。

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