前へ 1 2 3 次へ

PCIe 5.0×4の最速更新! 1万4000MB/秒超えを達成したCrucial「T705」レビュー

文●藤田忠 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 PCI Express 5.0x4(PCIe 5.0)対応NVMe SSDが登場してから1年と2ヵ月、その転送速度は初期製品でもPCIe4.0×4モデルの最速転送速度を軽く凌駕するリード・ライト1万MB/秒(10GB/秒)オーバーに到達している。そして現在主流のモデルでは、リード1万2000MB/秒台、ライト1万1000MB/秒台を実現している。

 昨年3月にリード最高1万2400MB/秒、ライト最高1万1800MB/秒に達するPCIe 5.0×4 NVMe SSD「T700」の発売から、約1年、CrucialブランドからPCIe 5.0×4の限界により迫るリード・ライトを実現したNVMe M.2 SSDの最高峰と言える「T705」が発売された。

 Crucial「T705」は、前モデルの「T700」と同じく、コントローラーにPhison製「PS5026-E26」、NANDフラッシュメモリーにMicro製232層3D TLCを組み合わせながら、パフォーマンスを最高シーケンシャルリード1万2400MB/秒から1万4500MB/秒、同ライトが1万1800MB/秒から1万2700MB/秒に引き上げられている。

 ラインアップは容量が1TB、2TB、4TBの3モデルで、ヒートシンク搭載と非搭載モデルを用意する。さらにヒートシンク搭載モデルの容量2TBモデルは、人気の白色で統一したPC向けにヒートシンクが白色の限定モデルがあるのもポイントだ。

 シーケンシャルリード・ライトは容量で異なり、1TB リード1万3600MB/秒、ライト1万200MB/秒、2TB リード1万4500MB/秒、ライト1万2700MB/秒、4TB リード1万4100MB/秒、ライト1万2600MB/秒となっている。

ヒートシンクを装備した「T705」

「T700」と同デザインのヒートシンクを装備している

放熱フィンは放熱面積を増やし、放熱効果を高めている

白色のヒートシンクを備えた「Limited Edition」は数量限定で発売される

自作PCユーザーおなじみとなるヒートシンク非搭載の「T705」もラインアップ

マザーボード標準装備のヒートシンクや、好みのヒートシンクを組み合わせられる

基板裏面には製品シールが貼られている

表面のシールには銅板が使用され、放熱効果を高めている。表面、裏面ともに剥がすと保証を受けられなくなるので注意したい

今回試した2TBモデルは、NANDフラッシュメモリーが両面実装になっていた

 最速を目指したい自作ユーザーとしては、気になるパーツのひとつとなるPCIe 5.0×4 NVMe SSD。ここでは好みの大きさやデザインのヒートシンクを組み合わせられる自作ユーザー注目となるヒートシンク非搭載のCrucial 「T705」を借り受けて、NVMe M.2 SSD最高峰となるパフォーマンスを確かめるとともに、読み書き時の温度をチェックした。

ヒートシンクを装備しない容量2TBの「CT2000T705SSD3」を試していこう

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
12月
2022年
02月
07月
08月
09月
10月
11月
2021年
03月
04月
05月
06月
07月
08月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
2019年
09月
11月
2018年
01月
05月
10月
2016年
06月
09月
2015年
01月
02月
11月
2014年
03月
06月
2013年
04月