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2TBの大容量だからゲームをダウンロードしまくってもしばらく安泰

PCIe 4.0対応SSDの決定版!?PS5拡張にも好適なヒートシンク付きのCrucial T500を試してみた

文●飯島範久 編集●ジサトラハッチ

提供: マイクロン

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T500

 マイクロンは10月31日に「Crucial T500 Gen4 NVMe SSD」(T500)が発売した。本製品はPCIe 4.0x4対応のNVMe SSDで、自社生産の232層3D NANDチップを搭載し、シーケンシャルリードは最大7400MB/秒、シーケンシャルライトは最大7000MB/秒を誇る。

 同社は既にPCIe 5.0対応の「Crucial T700 PCIe Gen5 NVMe SSD」も市場に投入しているが、PCIe 5.0対応製品は競合も含めて発熱量が高く、PCにおいてもファン付の対応ヒートシンクなどが必要。また、システム全体もこなれていないなどの事情もあり、ライトなユーザーには少々ハードルが高い。

 T500は既存モデルのシーケンシャルリード最大6600MB/秒、シーケンシャルライト最大5000MB/秒のP5 Plusよりも、さらに高速。PCIe 4.0x4の帯域をほぼ活かしきった速度、自社でNANDチップまで開発しているマイクロンの安心・信頼のある、PCIe 4.0 SSDの決定版のような位置付けの製品となっている。

 販売予定のモデルは、ヒートシンクなしが500GB、1TB、2TBで、ヒートシンクありが1TBと2TBで2023年12月1日に発売開始。また、2024年には4TBのモデルも発売される予定だ。

 M.2 SSDはPC自作、M.2スロットが空いているPCの容量拡張などでも使われるが、既存製品でも行なったようにPS5の容量も拡張できる。PS5の容量を拡張する場合は、ヒートシンクなどの放熱構造を取り付けることが推奨されている。

 そのため、今回マイクロンにヒートシンクモデルの「Crucial T500 Gen4 NVMe M.2 SSD with heatsink」(T500 with Heatsink)の2TBをお借りしたので、早速PS5に装着してその性能をチェックしてみた。

 ちなみに、本製品のサイズは幅23mm、奥行き80mm、高さ9.7mm。PS5増設用SSDの要件は、横幅25mm以下、厚さ11.25mm以下なので、問題なく搭載できる。

T500

「Crucial T500 with heatsink」のパッケージ

新型PS5に装着、初期型より作業は簡単に

T500

T500 with Heatsinkの外観。PS5のの拡張スロットに装着できるサイズのヒートシンク付き

 今回、新型のPS5を使ってT500 with Heatsinkを拡張スロットに装着した。初期型よりスリムになった新型PS5は、側面のカバーが中央で上下に分かれたことで、拡張スロットへのアクセスもしやすくなっている。光学ドライブ側の面を上にし、光学ドライブがない方のカバーを取り外す。すると、冷却用ファンとともに拡張スロットが現れる。

T500

新型PlayStation 5の外観。スリムになったが性能そのものは変わらない

T500

上部のカバーをを少し引きながらツメを外し、上に引き上げて取り外す

 あとは初期モデルと同様に、ドライバーでネジを外し、M.2スロットへT500 with heatsinkを差し込みネジ止めするだけだ。

T500

拡張スロットのカバーを外したところ。ここにT500 with heatsinkを装着する

T500

T500 with heatsinkを装着してネジ止め。あとは元に戻すだけ

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