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身に付けるAIガジェットのHumaneとソフトバンクがパートナーシップを発表

2024年03月01日 20時15分更新

文● @sumire_kon

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AIデバイス「Humane Ai Pin」

 Humaneは2月28日(現地時間)、同社のAI駆動OS「CosmOS」とAIデバイス「Humane Ai Pin」の日本での展開について、ソフトバンクと提携する計画を明らかにした。

 主な提携内容は以下の通り。

・ソフトバンクが日本におけるHumane Ai Pinの独占通信プロバイダーとなる
・Humaneとソフトバンクが協力し、他のモバイルデバイスへのCosmOS導入を検討。日本におけるサードパーティサービスとAI主導のユーザーエクスペリエンスのアプリレスエコシステム展開について協力する

 あくまで通信やサービス面で両社が協力するという内容で、ソフトバンクを通じた日本でのHumane Ai Pinの販売など、通信、サービス面以外の提携については発表されていない。

 本提携について、両社はそれぞれ次のように述べている。

Humane(共同創設者イムラン・チャウドリ氏とベサニー・ボンジョルノ氏)
「ソフトバンクと提携することで、より直感的でシームレスな AI エクスペリエンスという当社のビジョンを日本の消費者に直接届けることができます。このコラボレーションは、イノベーションに対する私たちの共通の取り組みと、私たちの日常生活で AI ができることの限界を再定義することの証です」

ソフトバンク(プロダクト本部 本部長 足立泰明氏)
「ソフトバンクは、通信事業の持続的な成長を促進するために、AI テクノロジーを活用することで顧客エクスペリエンスを向上させることに専念してきました。Humane Inc.とのパートナーシップを通じて、HumaneのAIテクノロジーと高度なモバイル ネットワーク、IoT、クラウドおよび AI コンピューティングなどの分野における当社の専門知識を融合することで、人々の日常生活を豊かにする大きな可能性が秘められていると確信しています。今後もAI技術をお客様に近づけるための努力を続けていきます」

※初掲出時、足立氏の名前に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

 Humaneは2019年創業のAI関連企業。同社が販売するHumane Ai Pinは服に取り付けて使う小型のAIデバイスで、ユーザーは音声や画像認識を使いAIとやり取りできるほか、内蔵のプロジェクターでAIからの回答を手のひらに表示することもできる。AIがユーザーの状況を理解し、最適なサービスに接続する仕組みで、アプリのダウンロードやスマートフォンとのペアリングも必要ない点も特徴だ。

 

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