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「CES 2024」 レポート 第18回

インテル、14世代HXやCore U Processor Series 1など新CPUを発表

2024年01月10日 02時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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インテル、新CPUのラインアップをCESで発表

 インテルが、米国ラスベガスで開催中のCES 2024で、HXシリーズのモバイルプロセッサーを含む、第14世代のインテル Coreプロセッサーを発表した。また、モバイルマシン向けのインテル Core モバイルプロセッサーシリーズ1ファミリーもあわせて発表している。

 HXシリーズは、ゲーマー、クリエイター、そのほかの専門職など、高い処理性能とPCの携帯性を求めるユーザーに向けた製品。Core i9-14900HX(8つのP-cores、16のE-cores、32スレッド)とCore i7-14700HX(8つのP-cores、12のE-cores、28スレッド)が用意され、それぞれ最大192GBまでのDDR5-5600メモリーをサポートする。

 オーバークロッキング機能に対応し、Intel Extreme Utility(XTU)とIntel Extreme Memory Profile(XMP)をサポート。ゲームタイトルにあわせてCPUを最適化するIntel Application Optimization(APO)にも対応し、現時点で8つのタイトルをサポートしている。

 またThunderbolt 5に対応し、最大120Gbps/sの通信に実現しているほか、無線通信機能として、インテル Wi-Fi 6E(Gig+)、インテル Wi-Fi 7(5 Gig)、Bluetooth 5.4、Bluetooth 5.3にも対応する。

“Kなし”のメインストリーム14世代Coreプロセッサー

 Core i9-14900(8つのP-cores、16のE-cores、32スレッド)と、Core i7-14700(8つのP-cores、12のE-cores、28スレッド)は、俗に“Kなし”と呼ばれるメインストリーム向けのCPU。クロック周波数は最大5.8Hzで、前世代比でマルチスレッドパフォーマンスが最大37%、Microsoft Officeパフォーマンスが最大7%向上しているとする。

 最大192GBまでのDDR5-5600、DDR4-3200 MT/Sメモリーをサポートし、インテル600、インテル700シリーズベースのマザーボードと互換性を持つ。

 また、インテル Laminar RH1/RM1クーラーを含むボックス内の冷却機能、インテル Killer Wi-Fi 7(5 Gig)、インテル Killer Wi-Fi 6E(Gig+)をサポート。PCIe Gen 5.0、Gen 4.0、Thunderbolt 4の駆動に対応し、40Gbpsの通信に対応している。USB 3.2にも対応する。

インテル Core U Processor Series 1は、名前に「i」を持たない

 インテル Core U Processor Series 1は、主に軽量なノートPC向けの製品。インテルは、コンシューマー向けプロセッサーのブランドを変更することを予告していたが、Core U Processor Series 1は予告の通り、数字の前に「i」を持たない「Core 7」といった名称で提供される。

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