PCIe 4.0対応SSDでは理論上最速クラス!Crucial T500をPC自作環境でテスト

文●藤田 忠 編集●ジサトラハッチ

提供: マイクロンジャパン

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従来モデルよりもライトの速度が大幅に向上

T500

 ここからはCT2000T500SSD8JPを、Core i9や、Z790搭載マザーボードなどで構築したテストマシンに取り付けて、その実力を定番ベンチマークで確認していこう。

T500

CrystalDiskInfoの結果

T500

SSDの状態確認や、フォームウェアのアップデートなどを行えるCrucial Storage Executiveも用意されている

T500

ファームウェアは、テスト時の最新となるP8CR002

【検証環境】
CPU インテル「Core i9-13900K」
(16コア/32スレッド、最大5.80GHz)
CPUクーラー 本格水冷(EKWB「EK-Quantum Velocity2 D-RGB - 1700」、360mmラジエター)
マザーボード MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」
(Intel Z790、ATX)
メモリー Crucial「CT2K16G56C46U5」
(16GB×2、DDR5-5600)
ストレージ Crucial 「T500 Gen4 NVMe SSD 2TB(CT2000T500SSD8JP)」
(2TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオカード MSI「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」
(GeForce RTX 4070、12GB GDDR6)
電源ユニット FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(23H2)

 まずはCT2000T500SSD8JPに、何もデータを書き込んでいない状態のパフォーマンスを「CrystalDiskMark 8.0.4」でチェックした。するとシーケンシャルリードは7100MB/秒、シーケンシャルライトは6800MB/秒と公称値には届かなかった。

 しかし、Crucial P5 Plusの以前のレビュー(1TB、NVMeモード)からは、リードは約300MB/秒、ライトは約1800MB/秒も向上している。ランダムアクセスも、Crucial P5 Plusではリード約2800MB/秒、ライト約2500MB/秒だったが、リードが約4800MB/秒、ライトが約5400MB/秒と大幅に向上している。

T500

CrystalDiskMark 8.0.4 1GiB デフォルトモードでの計測

T500

1GiB NVMeモードでの計測

 もうひとつの定番ストレージベンチマーク「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」でも確認すると、シーケンシャルリードはI/Oサイズ256KBから6GB/秒台に達し、2MBで最大速度となっている。ライトは128KB以上で、ほぼ最大速度に達している。

 ここでもCrucial P5 Plusからしっかりとパフォーマンスアップし、最大リードは6.39GB/秒から6.61GB/秒、ライトは4.66GB/秒から6.39GB/秒になっている。また、最大速度には、より小さなIOサイズで達しているのもポイントだろう。

T500

ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1の結果

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