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【レビュー】M3シリーズ搭載「MacBook Pro」高性能から超々高性能まで実力をテスト

2023年12月12日 19時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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3Dグラフィックスをふんだんに使うゲームでも快適

 最後に、Steamを使って「Baldur’s Gate 3」をM3とM3 Max搭載のMacBook Pro 14インチにインストールしてプレイしてみた。コントローラはプレステのDualSenseワイヤレスコントローラを使用。

 私は、ゲームは不得手なので、あまりプレイしないのだが、このゲームは往年のダンジョンズ&ドラゴンズの世界観を忠実に移植したものらしく、会話を選択肢で選んだり、敵と戦ったりしながら、剣と魔法の世界で冒険を繰り広げていくというもの。

 かなり解像度の高い3Dグラフィックが表示されるのだが、M3 Max搭載機ならどのシーンでも、ヌメヌメと滑らかに映像が動くのを楽しむことができる。M3搭載機でもおおよそ問題なくプレイできるのだが、ごくわずかにコマ落ちするシーンがあったように思う。たまたまかもしれないが……というレベルだが、やはりM3 Max搭載機の方が安心感があったのは確かだ。

M3 Max搭載機は、3Dグラフィックスの多いゲームも快適にプレイすることができる

選択の余地が非常に広くなったMacBook Proシリーズ

 スペックテストでは、想定通りM3の高性能さが分かるとともに、M3 Maxの圧倒的な高性能も体感することができた。

 プライベートで楽しむなら、多くの用途でM3搭載機で十分であるように思う。M3 Maxは、業務で効率を求める時に、性能の高さが仕事に安定感をもたらしてくれるはずだ。ただし、多くの一般的な仕事ではM3搭載機で十分。大きなサイズの動画編集、高精細な3Dグラフィックス、大きなサイズのアプリケーションのビルドなど、日々マシンパフォーマンスが必要な人であれば、M3 Max搭載機を買う値打ちはあると思う。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

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