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CES 2023レポート 第22回

VR&MR対応PC VRプレイやスマホ画面も出力可能!裸眼視聴もできる全部入りのXRヘッドセット「VIVE XR Elite」の予約が開始!

2023年01月06日 15時05分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

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VIVE XR Elite

 HTCはラスベガスで開催中のCES 2023にて一体型XRヘッドセット「VIVE XR Elite」を発表した。それに伴いHTC NIPPONは、本日2023年1月6日(金)より、VIVE XR Eliteの事前予約を開始した。直販価格は17万9000円。本機は解像度が片眼1920×1920ピクセルの4Kで、リフレッシュレートが90Hz、視野角は110度のレンズを採用。プロセッサーはQualcomm Snapdragon XR2でストレージが128GB、12GBメモリーを搭載している高性能な一体型のXRヘッドセット。

 形状は同社がすでに販売している眼鏡に近いVIVE Flowにバッテリーを付属したようなデザイン。VIVE Flowと同じくレンズ部分を回して、片目ごとの焦点距離の調整もでき、視力の低い人でも眼鏡なしでの利用が期待できる。無段階のIPD(瞳孔間距離)調整も可能。重量は625gとこの手のタイプとしては軽量。

バッテリーを外している写真を見ると、ほぼVIVE Flow。USB Type-Cでバッテリーと接続するのだろうが、VIVE Flowと同じく出力が合えばサードパーティー製の外付けバッテリーや、スマホを直接接続して利用することが可能かが気になるところ

上部は至ってシンプル

 従来のVRヘッドセットと異なり、16MPのフルカラーRGBカメラにより、リアルとバーチャルが融合。本体には4つの広角トラッキングカメラを搭載し、6DoFインサイドアウトトラッキングに対応。リアルタイムオーバーレイを取り入れたゲームやトレーニングが行なえる。

 また、普段使用しているキーボードやマウスとバーチャルスクリーンを組み合わせてワークステーションも構築可能とのこと。プレイエリアは立位時の最小が1.5m×1.5m、最大で10m×10mを推奨している。

 一方で、無料で提供される「VIVEストリーミング」と組み合わせることで、PCとワイヤレスで接続し、PC VRゲームもプレイ可能としている。さらに、対応Androidスマホと連携させることで、動画やゲームといったスマホ向けコンテンツをワイヤレスでストリーミングし、実質300インチのパーソナルシアターで楽しめる。

 また、バッテリーはホットスワップに対応し、体験を中断することなく別の電源やバッテリーに付け替えが可能としている。そのうえ、ハンドトラッキングにも対応。ゆくゆくはフィストラッカーおよび愛トラッカーパーツも発売する予定としている。

 VIVE XR Eliteは2023年2月15日までに事前予約を完了し、2023年3月31日より前にセットアップを完了すると5つのVRゲーム『Gree Hell VR』やヘルス&フィットネス『Les Mills Bodycombat』など、100ドル相である5つのコンテンツが無料でプレゼントされるとしている。セットアップにはHTCアカウントおよびWi-Fi環境が必要。

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