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T教授の「戦略的衝動買い」 第665回

「技適マーク」のあるクレジットカード、「三井住友カード Tile」を一足先に借りて使った

2022年01月06日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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スマホ/カードが見つからない場合は音で教えてくれる

 三井住友カード Tileやカードが入った財布が周囲に見当たらなければ、アプリ内の「探す」をタップすれば、Bluetooth無線の届く範囲の場合は内蔵スピーカーを鳴らして持ち主に現在場所を教えてくれる。アプリ側の設定でお好みのサウンドに変更可能だ。

カードを見失ったら「探す」をタップする

呼び出した時に鳴るサウンドは好みの曲を設定できる

 

 逆に、自分のスマホが周囲に見当たらない場合には、カードの左下に配置されているTileアイコンの描かれたボタンスイッチをダブルクリックすることで、Bluetoothの電波が届く範囲にスマホがあれば既定のサウンドを出して現在の場所を教えてくれる。もちろんスマートスピーカーへの声掛けでカードの居場所を探すこともできる。

スマホが行方不明になッた場合は、三井住友カード Tileからスマホを呼び出せる。呼び出されたスマホの画面にはスマートアラート画面が表示される

三井住友カード Tileでも通常のTileと同様にロケーション履歴が保存される

 

 三井住友カード Tileは他のTile同様ロケーション・ログ機能もサポートされている。過去30日の長期ログや、Bluetooth無線の通信切れを利用した置き忘れ防止サービスのスマートアラートなどの「Tile Premium」オプション(月360円)もアプリから選択、契約が可能なようだ。出荷後の詳細情報に期待したい。

 三井住友カード Tileも一般的なTile同様、スマホとの距離が開き、Bluetoothの接続が途切れた時のロケーションをクラウドサービスが記録してくれるので事後探索に役立つ。しかし一番大事なのは紛失した可能性のあるクレジットカードの一時停止をいち早くカード会社に連絡可能な点だ。

 ログ上の置き忘れた場所が当日のスケジュールとマッチングして、そこがレストランや顧客のオフィスならまだ自己努力で発見の可能性は高い。しかしどこで落としたか不明なケースでは、場所は何とかマップ上で確認できてもいつまでもその場所にある可能性は極めて低い。

 そんな時に頼りになるのは、この業界でクラウドサーチとかコミュニティサーチとか呼ばれる「Tileユーザー仲間による拡大サーチ」だ。

 イメージは置き忘れてしまった財布やカードケースに入った三井住友カード Tileが偶然直ぐそばを通りかかった別のTileユーザのスマホアプリを踏み台(Tileアクセスポイント)にして、現在位置をTileサーバー経由で紛失者に知らせてくれる仕組みだ。もちろん踏み台にされる善意の第三者はアプリ内で他力サーチでの協力に同意しているユーザーだ。

 現在ではTileはユーザー同士の他力サーチに頼るだけではなくすでに全国3万台を超えるMobility Technology社のタクシーの後部座席タブレットにもTileアクセスポイント機能を設置済。また昨年12月には東京メトロ飯田橋駅構内のお忘れ物総合取扱所にも用意し、Tile機能を取り付けた忘れ物がどんどん見つかる仕組みをどんどん更新中だ。

 三井住友カード Tileは、QRコードを活用した昨今流行りのPay PayやEVERINGの様なSmart Payment系とは異なるが、キャッシュレスの世界では古参のクレジットカードに”落とし物防止&トラッカー”Tileをインテグレートするというプリ・セーフティーを強化する極めて効果的なアプローチだ。

最近流行りのキャッシュレス決済などとは方向性が異なる進化だが、古参のクレジットカードの安全性を高める素晴らしいアプローチだ

 もちろん筆者はすでに申し込んだが、三井住友カード Tileは発行希望者の募集を専用ウェブサイト(https://thetileapp.jp/platform_partners/tile_card/)で昨年12月中旬から実施している。申込数が1500名を超えると抽選となるらしい。受付は今月中旬まで。申し込み方法や条件に関する詳細はそちらを参照してほしい。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:三井住友カード Tile
・購入:三井住友カード専用ウェブサイト(https://thetileapp.jp/platform_partners/tile_card/

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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