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T教授の「戦略的衝動買い」 第606回

一目惚れしたTrackPoint付きキーボード「Shinobi」を衝動買い

2020年11月05日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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7段キーボード、少し丸みのあるキーキャップ、IBMブルーのエンターキー、トラックポイントの赤ポチ周囲のキーキャップのきれいなカット、Shinobiはどの角度から見ても美しい

7段キーボードはもとよりどの角度から見ても美しい

 そしてShinobiのキーはThinkPadユーザの多くが憧れる7段キーボード、エンター(改行)キーやバックスペース、ページアップ・ダウン、の各キーの右側には一切の余分なキーがないこと。十分な数のキートップがあるので、目障りなキーキャップ前面にAltキーとのコンビネーションで機能する得体のしれない機能表示印刷がないこと……など、コンピュータのキーボードとしての最低限の約束とエチケットをわきまえ、スッキリと割り切ったところが素晴らしい。

Shinobi(上から3台目)のトラックポイントの赤ポチと3個のマウスキーの関係は純正ThinkPadキーボードと同様、きれいな正三角形配列を作り出している。ひと際サイズが大きな印象を受けるShinobiだが、大型のパームレストは一世代前のThinkPadキーボードのイメージだ

 トラックポイントの赤いポッチ部分と、マウスの左右、中央のスイッチに該当する3個のキーの配列も従来のThinkPadや純正の外付けキーボードと同じくきれいな正三角形を描き、長年TrackPointの操作に慣れた人も何の違和感もなく即座に扱えるものだ。

TrackPointは互換製品を使わず本物を採用すべきだ。そこに蓄積されたノウハウは少しのコスト差では解決できない。G、H、Bの3個のキーキャップのカットもすばらしい

 コンパクトさの追求とパームレストのサイズは相容れない問題だが、1kgを軽く超えたShinobiはコンパクトさや屋外での持ち運びより操作性を重視し、大きなパームレストを採用している。これはIBM及びレノボの一世代前のThinkPadキーボードと同様のコンセプトだ。いずれにせよ両手でキーノードを打つ場合には、このパームレストにあたる部分はほかの目的では使えないデッドスペースになるので、持ち歩きを前提としないのであれば、Shinobiのパームレスト拡張は理にかなった発想だ。

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