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突撃!ナベコの「知りたいんだけど、きかせて!!」 第24回

140円のボトル缶コーヒーの価値を「猿田彦珈琲」代表が語る

2020年03月26日 17時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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 日本コカ・コーラが手掛けるジョージアブランドのコーヒー「ジョージア 香るブラック」「ジョージア 香る微糖」が3月2日にリニューアルしました。

 2019年2月に登場した「ジョージア 香る~」シリーズは、「猿田彦珈琲」監修のもと、お店で提供するレギュラーコーヒーが好きな方が満足できる味わいを目指したというボトル缶コーヒー。

 いったいどう変わったのでしょうか?

 製品を監修した猿田彦珈琲の代表取締役である大塚朝之さんにお話を伺うことができました。

猿田彦珈琲 代表取締役 大塚朝之さん

 猿田彦珈琲は東京や神奈川に店舗を構えるコーヒー専門店。「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」をスローガンに、焙煎から抽出までこだわったスペシャルティコーヒーを提供するとうたいます。


―――新「ジョージア 香るブラック」「ジョージア 香る微糖」の特徴を教えてください。

大塚朝之さん:従来の製品よりも「もどり香」を強化しました。飲んでいただいた後に息を吸うと、香りがふわっと上がってくると思うんです。それが“もどり”香。専門用語で、アフターテイストとも言います。今回のリニューアルでは、これまで以上にコーヒーを飲んだあとのきれいな香りの余韻にこだわって仕上げました。

――味わってみたところ、飲んだ後もコーヒーの良い香り。余韻がずいぶんと持続しますね。

大塚さん:良い香りの抜け方って2パターンあると思っています。雪解けのようにスッと消えるもの。ベルギーチョコのように風味が口の中で長く続くもの。後者の場合、舌で味覚を楽しむのが本意というより、“香り”でリラックスするというニュアンスが強いのではないでしょうか。

「もどり香」が特徴。ハンドドリップのような淹れ方を目指した「蒸らし抽出技術」を新たに採用し、豆の豊かなコクと香りがさらにスムーズに抽出。レギュラーコーヒーのような香りとコクを実現した、とのこと。

――私はスッと抜ける香りが良いと思っていました。でも、長く続く香りを売りにしているものもありますね。

大塚さん:エスプレッソの本来の飲み方もそうですね。少量飲んで、飲んだ後のアロマを嗅ぎワインやチョコレートのように楽しむ、というもの。「ジョージア 香る」シリーズでも香りを大切にしていて、飲みやすく、なおかつ飲んだ後のアロマでリラックスしてもらいたい、そういう想いで味を監修しました。

――アロマを重視した、と。

大塚さん:香りの余韻が続くので、フードと一緒に飲んでいただいても楽しんでもらえると思います。チョコレートや、濃厚なバニラアイス、チーズなどに合います。あとオススメは和菓子です。

――なめらかな口あたりなので食事のジャマにならなそう。和菓子に合うというのは意外です。

大塚さん:あんこの甘さとコーヒーは悪くない組み合わせなんですよ。猿田彦珈琲の調布焙煎ホールの近くにある老舗菓子屋「青木屋」さんのどら焼きとも合います。

大塚さんが「ジョージア 香る」シリーズと和菓子とのペアリングがオススメとのことだったので、食べてみました。意外にも相性良くてびっくり!

――ところで、専門店で提供するハンドドリップのコーヒーと、こういった缶コーヒーってどうしても差があるのでは。

大塚さん:そうですね、猿田彦珈琲の店舗では500円前後のスペシャルティコーヒーを提供しています。もちろん、猿田彦珈琲の店舗でハンドドリップしたコーヒーと、全国で流通する製品としてのコーヒーは、異なる点が多々あります。

――異なる点とは?

大塚さん:例えば、缶コーヒーはハンドドリップのコーヒーとは違って殺菌する工程があって、多少なりとも風味が変わってきます。当然、製造工程も専門店で提供するものと全く違います。

 そんな前提がある上で、本商品には、ハンドドリップのような香りを味わいに近づけるために、コカ・コーラ社ならではのさまざまなこだわりや高度な技術を結集しています。140円前後で全国で販売するコーヒーとしては、僕が心から納得した味に仕上がっています。

――缶コーヒーだからこそ、全国の人に気軽に飲んでもらえるというのは大きいですね。

大塚さん:僕は、コーヒーが人々の生活に寄り添うものでなければ意味がない、という想いが軸にあります。猿田彦珈琲のコーヒーは500円前後ですが、コーヒーはこだわればこだわるほど原価がかかるので、突き詰めるとさらに値段が上がってしまう。そこで、味にこだわりつつも、値段が高くなりすぎないように気をつけています。おいしくても高くて飲んでもらえないコーヒーだったら、誰にとっても、お客さんはもちろん、僕らや生産者にとっても、幸せなことではないですよね。

――価格を抑えているとのこと。私にとって500円のコーヒーはちょっとした贅沢です。

大塚さん:もちろん、そうです。500円前後のコーヒーを“贅沢”と感じるお客様はいらっしゃると思います。僕はその感覚こそ大事だと思っています。貴重なお金を遣ってコーヒーを飲みに来てくださるお客様へ、納得してもらえるおいしいものを提供したいという想いが、質やサービスに結びついています。

――お客さんの立場に立っているんですね。ご褒美感覚で飲むこだわりのコーヒーもいいけど、手頃な価格で買えるおいしいコーヒーがあったら、なおうれしいです!

大塚さん:猿田彦珈琲を利用して下さっているお客様も大切ですし、監修という立場で「ジョージア 香る」シリーズに関われたことも、とてもうれしく思っています。1本140円のボトル缶コーヒーなら、多くの方に飲んでもらって、より生活に寄り添うことができます。日本コカ・コーラさんと組ませてもらって、僕自身が勉強できることも多く、良い機会を得られました。


 「人々の生活に寄り添うコーヒーを手掛けたい」と考える猿田彦珈琲代表、大塚さんが監修した「ジョージア 香る」シリーズ。喉を通ったあとも残る心地よい香りが特徴です。味わう時はぜひ、飲んだ後に“スーハー”してみてください!

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