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前田知洋の“マジックとスペックのある人生” 第112回

テレワークで動画4K化の“沼”にハマる……

2020年03月24日 16時00分更新

文● 前田知洋 編集●ASCII

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この機会に溜まっていた計画を消化

 「不要不急の外出は控えて……」と報道されて、だいぶ時間が経ちますが、筆者は平常時から「不要不急の外出は控えている」ので、それほどライフスタイルに変化がありません。ただ、イベント関連の仕事はすべてキャンセルになりましたが……。

 そんな経済的な打撃も少しはありますが、このコラムのように、テレワークな(場所によらない仕事の)連載がある幸せを噛みしめて日々過ごしております。

 というわけで、自宅待機のこの機会に「溜めていた計画を消化」を決意! チェーンソーのメンテナンスとか、庭木の枝打ちとか、土の入れ替えとか……なんか、アスキーとか、ITっぽくないなぁ……。そうそう、やるべきは、「動画4K化計画」です。

気軽に始めた4K動画の撮影でしたが……

 4Kビデオカメラを購入したのは、以前のコラム(第106回「4KカメラとSDカード、どれを選ぶか?」)でも報告したとおりですが、4Kの運用を控えておりました。というのも、4Kにすると画質は格段に美しくなりますが、扱うデータ容量は想像を超えて急増するからです。

電器屋さんでもよく見る表ですが、その陰でデータ容量は急増

 SDから4Kにすると単純計算で24倍のデータ量が必要です。さらに、動きの滑らかさを決めるフレーム数を、「30フレーム/秒」から、今後の主流になるであろう「60フレーム/秒」にすれば、なんと48倍のデータ量(もちろん、データ量は、圧縮の品質やファイル形式で異なるのはご存知の通りです)。

 4K動画撮影、編集、配信は面倒で厄介なことが多い気がするものの、不意に時間ができたので、踏み込んでみることにしました。

 クリアすべきハードルがたくさんあることは承知で、4K動画の“沼”に入り込んでみようというわけです。第106回で、コラムの読者に新年の目標として「配信ビデオを4K化する! ……かも」と約束しちゃったしなぁ……。

 ちなみに、4K動画をさくっと試作してみました。18分の4K動画(3840x2160、H264)で書き出したデータ量は約4GB……。約18分の動画で、およそDVDメディア1枚分弱の容量です。ホント、昔が懐かしいです……。

18分の動画で4GB。4Kはつらいなぁ

編集作業はスムーズ!

 とはいっても、ぜんぜん準備を進めていなかった筆者ではありません。4K動画の編集用にGPU強化版のiMac(でも、購入のきっかけはPCゲーム用でしたが……)や、最大読み込み速度300MB/秒、かつUHS-IIインターフェースを備えた高額SDカード+専用リーダーなど、物欲のおかげでスタンバイ済み。そのせいか、ビデオカメラからiMacへの動画の読み込みや編集作業も、以前と変わりなくスムーズに進行しました。

 完成した動画のアップロード先は、YouTubeにすることに……。その理由は、一番ラクそうだったから。すいません、このお気楽な考え方が、フラグを立てたかもしれません。

 まず、アップロードするのにかかった時間は50分ほど。まぁ、4GBならそんなもんでしょう。とりあえずは順調でした。

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