初めての完全ワイヤレスイヤホンにも!
アクティブノイズキャンセリングが強力な「HUAWEI FreeBuds 3」
まずはHUAWEI FreeBuds 3の特徴を見ていこう。
前述したように、HUAWEI FreeBuds 3はアクティブノイズキャンセリング機能を搭載している。これは、イヤホンに内蔵されたマイクで周囲のノイズを拾って、逆位相の音波を生成することで騒音を低減する仕組みだ。周囲の音をより遮断しやすい、カナル型のイヤホンに搭載されることが一般的なのだが、前述したようにHUAWEI FreeBuds 3は同社がオープンフィット型と呼ぶ、開放感があるスタイルを採用しており、これは世界初(※)とのことだ。
※主流イヤホンメーカーの完全ワイヤレスイヤホンにおいて、2019年9月6日時点。ファーウェイ調べ
HUAWEI FreeBuds 3のアクティブノイズキャンセリング調整機能は、人間の耳の形を考慮したアルゴリズムを採用しているという。ノイズキャンセリングのオン/オフ切り替えは、左耳側の本体を2回タップするだけ。オンにしても、周囲の音や人の声が完全に消えるわけではないので屋外で歩行中などの場合でも不安はない。
今回は、HUAWEI FreeBuds 3のアクティブノイズキャンセリングをいろいろな場所で試してみた。まずは旅行に行く途中の飛行機の中。ノイズキャンセリング機能をオンにすると、ゴーッと常に低く響いている音がスーッと軽い音に変化する。もちろん、再生している音楽には影響はなく、隣に座る家族と会話しても声は違和感なく、ちゃんと聞こえる。
これは騒がしい都内の電車の中でも印象が変わらない。ただ、ノイズキャンセリングの効き具合は個人差があり、調整する必要はあるように感じた。この作業は「HUAWEI AI Life」アプリ(Androidに対応)からできる。このアプリではほかにも、バッテリー残量の表示やアップデートの確認なども可能。
次に行き慣れたカフェでも、アクティブノイズキャンセリングを試してみた。オンにすると、店内に漂っているガヤガヤ、ザワザワといったノイズが減る。といっても完全に騒音がなくなるわけではない。筆者はあまりに静かすぎる環境よりも、ほどよく周囲の音が聞こえる場所の方が逆に集中しやすいので、音楽再生はせずにノイズキャンセリングのみオンにした状態で仕事をしていると、原稿がはかどりそうに思えた。
バッテリー持ちや音質ももちろん○
色違いの組み合わせが実は可能!?
HUAWEI FreeBuds 3のそのほかの特徴も見ていこう。
本機の低遅延&低消費電力を実現しているのは、Bluetooth 5.1 BLEに対応する独自開発のチップセット「HUAWEI Kirin A1」。サウンド面では、14mm大型ダイナミックドライバーを搭載し、ベースチューブを組み込むことにより低音に深みを与えている。
バッテリー動作時間は、イヤホン単体では約4時間。付属する充電ケースとの組み合わせでは約20時間となっている(ノイズキャンセリングはオフの状態)。ワイヤレス充電ケースは標準で付属し、別途Qi仕様準拠の充電パッドを用意すれば、ケースを置くだけで充電が可能。また付属のType-Cケーブルを使用すれば、より高速に充電できる。
さらに、一部のファーウェイ製スマホで今年前半のアップデートが予定されている、EMUI 10搭載機との組み合わせでは、充電ケースのフタを開けた瞬間に端末の画面にサジェストが出る仕組みにも対応するとのこと。ペアリングがさらに簡単になるため期待したい。
デザインは、ファーウェイが「ドルフィンバイオニックデザイン」と呼ぶスタイルが採用されている。軽い装着感ではあるものの、本体が耳にフィットするような形状になっており、安定感もキープ。本体重量はイヤホン単体で約4.5g(片側のみ)、充電ケースのみで約48gとなっている。
充電ケースは左右対称で、ツヤ感のある素材が印象的なデザイン。角張った部分がなく、手触りも良好だ。非常にコンパクトなため、ポケットやバッグに入れても邪魔にならず、気軽に持ち運べることもポイントだ。
最後に1つ面白い機能を紹介しておこう。HUAWEI FreeBuds 3は3色のカラバリが用意されているが、実は異なる色の組み合わせでも利用できるのだ。たとえば自分がカーボンブラック、知人がレッドエディションを購入。片方を交換すれば、左右で赤と黒の異なる色のイヤホンという使い方も可能なのだ(1度充電ケース内でリセットする必要がある。ケース横の機能ボタンを8秒以上長押しし、インジケーターの赤い点滅を確認後にふたを開閉するとリセットした状態になる)。より個性的でありたいという人は知識として加えておきたい。
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