ワークアウト計測機能は及第点。もっと良くできる伸びしろも
ワークアウトの時にもスマートバンド4は、欠かせないアイテムになる。筆者はジムでトレッドミル(ランニングマシーン)を使って走ることが多いので、スマートバンド4のワークアウト記録のメニューにトレッドミルが用意されているのがうれしい。できればほかのトレーニングメニューも、追加してほしい。
トレッドミルで25分走ると、その間の心拍数の遷移や最大酸素摂取量(VO2 Max)などのデータが記録されて、アプリの画面から振り返られる。Mi FitアプリにはSNS、メールを介して記録を友人やパーソナルトレーナーとシェアできる機能もある。
毎日の散歩を習慣化したいシニアの方にはウォーキングの成果をマップに残せる記録がおすすめだ。
先述したようにアクティビティトラッキングは、着用していれば歩数や消費カロリーの目安などが自動的に記録されるが、ワークアウトは自動で記録されなかった。
ランニングやサイクリングなど、ワークアウトの記録は意識して行う場合が多いと思うので問題はないと思うのだが、スマートバンド4がワークアウトを始めてしまった後からの「記録忘れ」をアラートしてくれる機能を持っていると、より使い勝手が良くなりそうだ。
筆者がふだん身に着けているApple Watch Series 5はこの機能を備えている。ワークアウトの記録漏れが防げるし、モチベーションの維持にも役立っている。
筆者は今回のテスト中に一度、ウォーキングの記録を実行したまま電車に乗ったことがあったのだが、そのまま計測が実行されてしまった。本体に内蔵するセンサーでユーザーがいまどのワークアウトをしている最中なのかを、識別できる機能もあると便利だと思う。