プロセッサーはハイエンドで
3Dゲームなどにも最適
搭載しているプロセッサーはSnapdragon 855とハイエンドモデルを採用。メモリーは6GBで内蔵ストレージは64GB。最近のハイエンドモデルとしては内蔵ストレージがやや物足りないが、microSDが装着できるのでカバーできる。使用したモデルがテスト機のため、ベンチマークテストは「Geekbench 5」しか使用できなかったが、スコアはほかのメーカーのSnapdragon 855モデルと同等だった。
バッテリーは3000mAhで、ワイヤレス充電には非対応。SIMはシングル仕様で、スロットはピンなどを使わずに引き出せるトレー式。microSDも同じトレーにセットする。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しており、最新規格のWi-Fi 6(11ax)には非対応。他社モデルでもWi-Fi6対応モデルはまだ少ないため、ここは次モデル以降に期待したいポイントだ。
本体側面をタップしてメニューを呼び出したり、アプリを操作できる「サイドセンス」も引き続き搭載している。気になる点としては、長年Xperiaシリーズで親しまれてきた日本語入力アプリの「POBox Plus」が非搭載となったこと。日本語入力はGoogleの「Gboard」を使用。POBox Plusに慣れ親しんだユーザーには残念だ。
Xperia 5は3キャリアから発売されており、価格はドコモが8万7912円、auが9万720円、ソフトバンクが11万6160円となっている。Xperia 1とほぼ変わらない価格だが、スペックもサイズ以外はほとんど変わらないため妥当なところ。コンパクトだけどハイエンドが欲しいというユーザーにはピッタリのモデルだ。
「Xperia 5」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ソニーモバイル |
ディスプレー | 6.1型有機EL(21:9) |
画面解像度 | 1080×2520ドット |
サイズ | 約68×158×8.2mm |
重量 | 約164g |
CPU | Snapdragon 855 2.8GHz+2.4GHz +1.7GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 9 |
VoLTE | ○(HD+) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ | アウト:約1220万画素(F値1.6) +約1220万画素(超広角、F値2.4) +約1220万画素(望遠、F値2.4) /イン:約800万画素(F値2.0) |
バッテリー容量 | 3000mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ | ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
Qi | × |
カラバリ | ブラック、グレー、ブルー、レッド |
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