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最新IoT&ガジェットニュース 第59回

自販機も月額980円のサブスクの時代! スマホかざすと1本貰える

2019年08月30日 15時00分更新

文● 金子麟太郎 編集●ASCII編集部

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毎日1本買うならかなりオトクに!

 駅ナカにある自販機でおなじみの「アキュア」。8月29日、運営元のJR東日本ウォータービジネスが、自販機のサブスクリプションサービス「every pass」を10月1日から開始すると発表した。9月2~16日までの期間に抽選で利用者を募り、当選した500名のみが使えるという。

 仕組みとしては、JR駅構内に設置された約400台のイノベーション自販機に専用アプリ「acure pass」をダウンロードし、スマホに表示されるQRコードをかざすと、1日1本対象のドリンクを受け取れるもの。QRコードは当日限り有効で、他人に譲渡できない。

 サブスクの料金プランは2種類あり、同社ブランド「アキュアメイド」の商品のみ選べる「アキュアメイドプラン」月980円と、すべての商品が選べる「プレミアムプラン」月額2480円を用意。ただし、アキュアメイドプランを選択した場合、1ヵ月後には自動的にプレミアムプランに切り替わってしまうので注意が必要。支払いはアプリに登録したクレジットカードのみ。

 同社によれば、仮に30日間150円の商品を受け取ると合計4500円となり、本来かかる金額よりもお得に利用できるとのこと。

 毎日JRの電車に乗って通勤通学をする人にとって、魅力的なサービスであることは間違いないが、利用できるユーザーや支払い方法が限られている点が難点と言えそう。

 サブスクは定額課金制のサービスとして注目されており、世界的には動画配信のNetflixや音楽配信のSpotifyなどが有名。

 最近では資生堂が専用マシンとアプリを用いたIoTパーソナライズスキンケア「Optune」や、様々な銘柄のクラフトビールが飲み比べできる「BEER TO GO」など、デジタル分野にとどまらず、あらゆる企業やサービスがサブスクを取り入れている。個人的にはスタバが日本でサブスクをやってくれることに期待している。

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筆者紹介:金子 麟太郎

 14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。


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