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新車を買った情報2019 第24回

マツダ ロードスターRFはATが合理的だがMTの方がエロい

2019年07月20日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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寒冷地なら自動変速機はアリ

 手動変速機を選んでも、このクルマの場合、なにも難しいところはありません。軽く踏めるクラッチペダルとアイドルアップ機能のおかげで渋滞もつらくない。坂道で後ろに怖いクルマがいても、ヒルローンチアシストがあなたを守ってくれます。

 ただし、巷で喧伝されているシフトフィールの良さは条件付きであります。特に気温が低い冬は1速、2速、リバースが入りにくい。8000kmも走って適当にアタリがつき、気温が高い7月はゴキゲンな感触ですが、再び冬になって、ミッションオイルの粘性が上がったらどうなるのかはわかりません。

 もうひとつ冬に困るのは、右に寄ったクラッチペダルであります。センタートンネルも右に張り出しているおかげで、フットレストとクラッチペダルの隙間もなく、ついフットレストの角を踏んでしまう。これはソールの幅が細い靴で対応しましたが、滑り止めの付きの冬用の靴では、なかなか難儀いたします。

 さらに氷雪路では、クリープが使える自動変速機の方が安心できます。摩擦係数の低い氷雪路においては、ロードスターも500馬力オーバーのスーパーカーと同じ。発進加速を失敗するとズルっ。シフトショックでズルッ。坂道発進でズルッ。トラクションコントロールのおかげで一瞬だけとはいえ、うまく扱ってやらないと滑ります。

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