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日本HP、AI・VR市場向けに新防御機能搭載のワークステーションなどを発表

2019年06月13日 15時35分更新

文● 阿部

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 日本HPは6月13日、AIやVR用途に対応するワークステーションの新製品を発表した。

 モバイルは「HP ZBook 15 G6 Mobile Workstation」「HP ZBook 17 G6 Mobile Workstation」の2モデル。デスクトップは「HP Z8 G4 Workstation」「HP Z6 G4 Workstation」「HP Z2 Mini G4 Workstation」「HP Z2 SFF G4 Workstation」「HP Z2 Tower G4 Workstation」の5モデル。VRソリューションは「HP VR Backpack G2」、ヘッドマウントディスプレーは「HP Reverb Virtual Reality Headsetプロフェッショナルエディション」。

 HP ZBook 15 G6 Mobile Workstationは5モデルをラインナップ。最上位モデルの「エクスクルーシブ」はCore i9-9880H、最大128GBメモリー、2TB SSD(M.2接続)、 Quadro RTX 3000、Windows 10 Pro(64bit)という構成。15型ながらAIやVR、3D CADなどの幅広い用途で快適な動作を実現するという。

 HP ZBook 17 G6 Mobile Workstationも5モデル用意する。最上位の「エクスクルーシブ」はQuadro RTX 5000搭載で、ほかの仕様は15型モデルと同様。高度なレイトレーシングレンダリング、AI、ディープラーニング、VRに最適なパフォーマンスを提供するとのこと。

 両モデルともマルウェア防御の新機能「HP Sure Sense」を搭載するほか、次世代無線LANのWi-Fi 6を備える。

 価格はHP ZBook 15 G6 Mobile Workstationが28万9440円から、HP ZBook 17 G6 Mobile Workstationが34万3440円から。販売開始日はどちらも8月中旬。

 デスクトップワークステーションからはHPZシリーズの最新モデルHP Z8 G4 WorkstationHP Z6 G4 Workstationが登場。

 両モデルともインテル Xeonスケーラブル・プロセッサーを搭載し、演算を多用するワークフローを最適化するという。

 メモリーは8GB 、ストレージは500GB、NVIDIA Quadro P400 2GBが搭載可能。くわえて、HP Z8 G4 WorkstationはNVIDIA Quadro RTX8000を2基搭載することが可能。

 価格はHP Z8 G4 Workstationが33万480円から、HP Z6 G4 Workstationが29万8080円から。販売開始日は両モデルとも6月中旬。

 HP Z2 Mini G4 Workstationはサイズわずか2.7リットルでNVIDIA Quadro P600 4GBとインテル HD グラフィックス P630を搭載。おすすめ構成モデルはインテル Xeon E-2104G、8Gメモリー、1TB HDD。

 HP Z2 SFF G4 WorkstationはHP史上もっともパワフルとうたう、省スペース型ワークステーション。おすすめ構成モデルはインテル Xeon プロセッサーE-2104G、8GBメモリー、500GB HDD。NVIDIA Quadro P400 2GBが搭載可能。

HP Z2 Tower G4 Workstationのおすすめ構成モデルはインテル Xeon E-2104G、8Gメモリー、500GB HDD、Quadro P400。

 価格はHP Z2 Mini G4 Workstationが15万4440円から、HP Z2 SFF G4 Workstationが12万6360円から、HP Z2 Tower G4 Workstationが13万6080円から。販売開始日は3モデルとも8月下旬。

 バックパック型VRソリューション「HP VR Backpack G2」は第8世代インテル Core i7、NVIDIA GeForce RTX 2080、Windows 10 Pro搭載で、前世代と比較して性能が約30%、グラフィック能力が約25%向上。UnrealおよびUnityなどのVRエンジンに対応するよう特別に設計され、より自然なVR環境を体感できるという。

 ワイヤレスで映像出力が可能で、トレーニング、建築ウォークスルー、設計シミュレーションなどの分野で採用が期待されるとのこと。

 価格は38万8800円、販売開始日は7月中旬。

 HP Reverb Virtual Reality Headsetプロフェッショナルエディションは、ヘッドセットとPCを接続するだけで起動可能なポジショントラッキング機能を搭載し、Windows Mixed RealityとSteam VRにも対応。

 解像度は2160×2160ドット、視野角114度、重さ500g。

 価格は6万8580円、販売開始日は 7月中旬。

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