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スペースX、まもなく「人形」搭載の有人宇宙船を初打ち上げへ

2019年03月03日 07時59分更新

文● Erin Winick

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民間航空宇宙会社スペースXは、クルー・モジュールを搭載した初の試験飛行を間もなく実施する。国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送り込むための人形がやってくるというわけだ。

米国在住でこの打ち上げを見たい人は、ものすごく早起きする必要がある。東部標準時間の3月2日午前2時49分にケネディー宇宙センターで打ち上げられる予定だ。

今回は人間のクルーは搭乗せず、代わりにリプリー(もちろん映画「エイリアン」から)と名付けられたセンサーを装備した人形(スペースXは「スマーティー(smartie)」と呼ぶ)を載せる。センサーは、今年後半に人間の宇宙飛行士が実際に搭乗する際に経験するデータを収集するように設計されている。

天気予報はいまのところ問題なさそうだが、3月2日に打ち上げができなくなる可能性はゼロではない。その場合の予備日としては72時間後の3月5日が予定されている。打ち上げが無事決行された場合、発射58秒後にマックスQ(最大動圧点)に到達する。そして発射11分後には、スペース・ドラゴンのクルー・モジュールはロケットの第2段から分離して単独で飛行を続ける。

3月3日、モジュールはISSと初めて自律的にドッキングする。ISSに乗船している宇宙飛行士がドッキング・プロセスをモニターし、2時間45分後にはハッチが開いて宇宙飛行士がカプセルの中に入る予定だ(クルー・モジュールの内側は米国航空宇宙局(NASA)の映像で見回せる)。

カプセルにもセンサーが搭載されており、実際に人間を乗せる前に必要となる追加変更の情報が得られるようになっている。NASA商業乗員輸送プログラムのキャシー・ルーダー部長は2月28日の記者会見で、「 この宇宙船に(必要なセンサーを)めちゃくちゃ詰め込みました」と語った。最終的に搭載される乗員とのインターフェイスなどはこの試験モジュールには搭載していないが、実際に乗員を乗せたデモ・フライトではほとんどの部分においてまったく同じ宇宙船を使う。すべて計画通り進めばMD-2、つまりボブ・ベンケンとダグ・ハーリーが乗った有人の試験飛行は7月に始まる予定だ。

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