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高耐久HDDのSeagate「IronWolf」がHDD最大容量を更新! 14TBモデルを最速レポート

2018年10月19日 14時00分更新

文● 藤田 忠 編集●アスキー編集部

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HDD過去最大の14TBを実現した「IronWolf」シリーズの「ST14000VN0008」。9月に秋葉原デビューしたばかりの新製品だ

 Seagate Technology(以下:Seagate)は、データセンター向け14TBモデルの「Exos X14」に続いて、24時間365日連続で稼働させるSOHO・NAS向けHDD「IronWolf」に、14TBモデルの「ST14000VN0008」を追加した。

「IronWolf」シリーズは複数台を搭載した際にパフォーマンスを低下させる要因となる振動への対策を施し、HDDの状態を詳しく診断、異常の検知、通知を行なう機能を備えるNASに適したファームウェア「AgileArray」に対応し、データ保管に最適化されている。年間180TBの作業負荷や、信頼性の指標となるMTBF(Mean Time Between Failure)100万時間を実現。今回新たに加わった容量14TBの「ST14000VN0008」も同様の機能・特徴を備えている。

 振動や衝撃を基板上に備える加速度センサーで捉え、ヘッドの動作にフィードバックし、センタリングをキープすることで安定した転送速度を確保する「RVセンサー」搭載。Synologyなどの既に対応完了したNAS側のOSと連動して、数百にも及ぶ各種パラメータで、HDDの健康診断を行なう「IHM(IronWolf Health Management)」も利用可能。

振動にめっぽう強いNAS向けHDD「IronWolf」シリーズの4TB以上に搭載されているRVセンサーの効果を確認だ。SeagateのIronWolfが備える「RVセンサー」の効果に驚き!

 これら、12TBまでの既存のIronWolfにて、完備された機能については、以前行なったインタビュー記事なども参考にして欲しい。

 そんななか、これまで店頭で販売された3.5インチHDDとしては最大容量となる、IronWolfシリーズの14TBモデル「ST14000VN0008」を借りる機会をえたので、さっそく実際に使ってみた。

年間作業負荷が300TBに達する「IronWolf Pro」にも14TBモデルが用意されている

最新技術採用で14TBを実現した「ST14000VN0008」

 HDDの過去最大容量を更新した「IronWolf」シリーズの「ST14000VN0008」は、ヘリウムガスの充填やガラスプラッター(12TBモデルから採用)といったHDDの大容量化の鍵となっている最新技術が採用されている。

 既に発売している他社製の14TB HDD製品は、9枚のプラッターで実現している製品が多い。しかしながら本製品では、8枚のプラッターで構成されている。プラッタ枚数が少ない程、消費電力低減、自己振動低減の面で有利に働く部分も、製品のメリットとして大きいといえるだろう。

 また、2重のカバーで密閉されているのはこれまでのヘリウムガス充填モデルと同じだが、これまで上面でレーザー溶接されていた最外装カバーが、14TBの「ST14000VN0008」では新たな溶接技術(摩擦熱融着技術)が採用され、蓋形状のカバーが側面で接合されるように変更されている。これにより、上面で接合していたときよりも、衝撃への耐久性が高くなっているものと思われる。主なスペックは回転数7200rpm、キャッシュ容量256MB、最大転送速度が毎秒210MB。

「IronWolf」の14TBモデル「ST14000VN0008」。実売価格は7万円前後
トップカバーの溶接は側面で行なわれている。側面のネジ穴は、従来のHDDと同じ位置に備わっている
裏面側のネジ穴はヘリウム充填モデルおなじみの4つ穴になる
12TBモデルと比べ、基板がコンパクトになっている「ST14000VN0008」
12TB「ST12000VN0007」の基板部分
画像は参考となる12TBモデルの分解写真。2重のカバーで密閉されている
「ST14000VN0008」は、側面に溶接痕が残っている

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