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東京ゲームショウ2018レポート

TGSで数々のゲームメーカーが試遊PCにマウスコンピューター製を選ぶ訳とは?

文●飯島範久 編集●ジサトラ ハッチ

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 Infinite Fallのアドベンチャーゲーム「Night in the Woods」の日本語版を制作しているPLAYISMでは、2台の「LITTLEGEAR i310シリーズ」が稼働。来年の発売予定だが、すでに日本語でプレイ可能な状態になっていて、まだ開発中でありながらも、快適に楽しめた。

「Night in the Woods」は海外で昨年注目を集めたインディーズゲームのひとつ、プレイヤーは大学を中退して故郷に帰ってきた猫の姿をした女の子「メイ」となり、故郷の街を歩いて出会う人と話しながら、いろいろなことに巻き込まれていく話しだ。

 登場する人たちはちょっと不良がかった口の悪い言い回しで、訳者の愛を感じる作品。シュールなところもあるが、どこまで日本語化されるのか楽しみだ。

試遊用には小型で持ち運びにも適した「LITTLEGEAR i310シリーズ」が採用されていた

 PLAYISMはマウスコンピューターに協力を依頼した理由として「製品のスペックやサポート体制はもちろん、インディーゲームが今より全然マイナーだったころからご協力を申し出ていただいており、ゲームコンテンツを大事にされていると感じたため」とコメント。マウスコンピューターはインディータイトルにも、惜しみなく協力を行なっているようだ。

「アクションゲームツクールMV」によるゲーム製作もサクサクと超快適!

 すでにSteamからアーリーアクセス版の配信が行なわれているKADOKAWAの「アクションゲームツクールMV」のブースでも、m-Book Tシリーズが2台可動し、サンプルのゲームをプレイできるようになっていた。

「アクションゲームツクールMV」はツクールシリーズのひとつで、アクションゲームを簡単に作れてしまうものだ。とはいっても、利用するグラフィックなどは自分で用意する必要があるため、その点はハードルが高いが、ビジュアルでプログラミングができるので、難しそうなアクションゲームも簡単に組み立てられる工夫が施されている。

サンプルのゲームはチュートリアルのひとつ。中身は下の画面のように動作の流れを指定していくようにゲームを組み立てていく

 ゲームを作るだけあり、ゲーミングマシンは必須。ゲームとして市販されていてもおかしくないサンプルが、サクサクと動いておりm-Book Tシリーズのパワーを感じる。KADOKAWAは、マウスコンピューターにマシン提供をお願いしたのは「ゲーミングPCとしてユーザーの皆さまにも認知されており、ノートPCでありながら、高性能なグラフィックボードが搭載されており、快適にユーザーの皆さまにプレイしていただけるため」とのこと。m-Book Tシリーズと「アクションゲームツクールMV」で、おもしろいゲームを作成して一攫千金を目指そう。

マインクラフトでゲーム作り!学習への取り組みにも積極的

 ゲームをプレイするためだけでなく、今年は新たな取り組みとしてミスターフュージョンのマインクラフトを使ったプログラミング体験教室「プロスタキッズ」のすべてのノートパソコンを機材協賛している。

 プログラミングを学ぶためにゲームを使うというおもしろい取り組みをしている企業で、TGS2018というと“ゲームを体験する場”がほとんどだが、ここでは“ゲームづくりを実際に体験できる場”として取り組んでいた。

 中学生以下の子供たちが対象で、メイクコードを使用したゲーム作り体験ができる。一人1台ずつマウスコンピューターのm-Book Tシリーズが利用でき、指示に従ってゲームづくりを楽しんでいた。プロスタキッズでは、マインクラフト界の著名人がアドバイザーとして、プロマインクラフターが作ったワールドで学習ができる。

 プロスタキッズは「2020年の小学校プログラミング必修化に向け、技術を学ぶことだけではなく「プログラミング的思考」を養うカリキュラムを展開しています。その中でより多くの子どもたちにプログラミング教育の重要性を知ってもらうためにこれまで数多くのイベントやプログラミング体験会を実施してきましたが、「ハードウェアの手配をどうするか?」という課題に毎回頭を抱えていました。マウスコンピューター様は以前より子供たちを対象にしたPC体験教室を開催されていたこともあり、同社のハード面と弊社のソフト面を融合させることでより多くの子どもたちが学ぶ環境を提供したいと考え、今回のコラボレーションに至りました」とコメント。

 ベースはマインクラフトとなるため、ゲーミングマシンで学ぶのが最適だ。これから、小学校でのプログラミング授業が始まることを考えれば、マウスコンピューターとしてこのジャンルにマシンを提供し、親子が一緒にマシンを触ることで、購入者の裾野を広げ、いままで届かなかった客層へリーチすることは間違いない。ゲーム専用機ではなくゲーミングマシンを使ったゲーマーが今後どんどん増えていくかもしれない。

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