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発見!Steamおすすめのゲーム ― 第84回

見か攻めか、二兎を追うのもアリ 新機軸バトルロイヤル「Hunt Showdown」:Steam

2018年09月21日 18時00分更新

文● rate-dat 編集●ジサトラアキラ

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 今のゲーム業界で仕事をしていて、Unreal Engineの名前を知らない人間はいないだろう。Epic Gamesが1998年に世に送り出したUnreal Engineは2018年現在ではゲーム用途以外でも広く使われるようになった。

 だが、エンジンビジネスの世界でUnreal Engineと一時期、覇を競うとまで言われたゲームエンジンがドイツのCrytek社が2007年に「Crysis」に使用したCry Engineである(厳密にはその前のFar Cryなのだが詳細は割愛)。Unreal Engineとの互換性や、習熟にかかる時間の短さがクローズアップされたが覇を取るまではいかなかった。

 だが、そのCry Engineは今でもチューニングを繰り返しており「Prey」などのAAAゲームでも使用されており、火は消えたわけではない。

 第84回はそんなCrytek社の新機軸バトルロイヤルである「Hunt Showdown」を紹介する。

 
本作品には日本語字幕はなく英語字幕のみとなる。詳しい操作などは後述するが、キーボードとマウスでのプレイを強く推奨する。

化け物か人間かお前はどっちだ?

 19世紀末、西部開拓時代の空気が残るアメリカ、ルイジアナ州の沼地地帯にバケモノが発生したという噂が流れた。各地から命知らずの賞金稼ぎ(バウンティーハンター)が集い、人が溢れることになる。プレイヤーはそのバウンティーハンターの一人として命を賭けて化け物を刈ることで金を稼ぐことになる。

起動時はプレイしたいサーバー地域を選べるのでAsiaサーバーを選ぶと良いだろう。地域は何時でも変更可能だ。

 しかしそのバウンティーハンターは有象無象の一人という扱いのコンセプトである。本作品の独特な特徴としてバウンティーハンターを雇い、そのバウンティーハンターを操作してプレイするというユニークな点から伺えるだろう。

メニューの「Hunters」という項目からハンターを最大4人まで雇うことができる。ここで雇ったハンターを選ぶことで右下のプレイからオートマッチングに移行することができる。

 ただし、本作品におけるデスは非常に重い。捜索中に死んだハンターは二度と使用できない。全員ロストした場合は新しく雇い直せるが過去に得たものは何も帰ってこない。この画面でハンターの強化やアイテムの入れ替えなどが行えるが、与えた装備や強化も一過性の物であり、ハンター自身が死んでしまえば全て無に帰ることになる。

 オートマッチングでは、ソロかタッグの二種類から選択できる。フレンドとプレイする場合でも自身を含めて二人までなので注意だ。現在の状態では化け物はブッチャー(肉屋)と蜘蛛の二種類しか実装されていないが今後も増える予定である。

 マッチングした場合は開幕位置を決めることができる。どの辺に対象の化け物がいるかはランダムなのでフレンドとプレイするならばあらかじめ後述のプレイスタイルを決めておくと良いだろう。

 ゲームが開始すれば探索の開始だ。移動はWASDキーで移動、CTRLでしゃがみ、左クリックで近接攻撃、銃を撃つ場合は右クリックで銃口を定めた後に、その状態で左クリックを行う必要がある。一部スコープのある銃もあるが、基本はアイアンサイトで照準を定めることになる。その点も含め、銃撃に若干クセがあるため一般的なFPSになれているとやや戸惑うだろう。

 なぜかといえば、弾を撃ち尽くした場合に大体の作品はオートでリロードを行ったりするが、本作品はコッキングが起きるだけで手動でリロードしなければならない。また、銃を装備している時に左クリックした場合は銃で殴ることになる。

 そしてプレイヤーが行うべきは、化け物を探して刈ることなのだが、マップは広くどこにいるかは見当が付かない。そのため、残渣を探して居所を探す必要がある。キーボードのFを押すことでダークサイトと呼ばれる能力を使い化け物の痕跡を探ることができる。ただし使用中は周りの景色も全く見えなくなるため、かなり無防備になってしまう。化け物自体を直接発見することも可能なので常に遭遇する危険には備えておいた方がいいだろう。

これが残渣である。三つ集めることで対象の化け物の居場所がマップに表示される。
TABキーを押すことでマップは常に確認できる。残渣を獲得した場合は対象の化け物のいない地域がグレーアウトするため探しやすくなる。

 依頼対象の化け物以外もマップ上には点在している。プレイヤーに対しては常に敵対的で襲われる危険性が高い。できる限り相手をせずに依頼対象をハントしたいところだ。いわゆる雑魚敵でそんなに強くはないが、接近されたり、複数回数殴られれば簡単に死んでしまうので油断は禁物だ。

 化け物と出会ってしまった、もしくは住処にたどり着いた場合は戦闘を行い倒さなければならない。化け物自身もそれなりに強いため備えがない状態で戦うことになれば返り討ちに遭うこと必至である。

倒れたチームメイトは二回まで助けられる。協力して依頼を成功させるのだ。

 化け物を狩った後には、浄化という作業が必要になり1分ほど待機しなければならない。浄化が終わり、化け物を刈った証を持ち帰れば見事ミッション達成になるが、証を取った瞬間から全てのプレイヤーに位置がばれてしまう。化け物だけでなく、プレイヤーも敵となるのだ。

浄化中も他人からダークサイトで浄化場所がまるわかりなので防衛は必須だ。

 無事脱出ポイントにたどり着けばカウントダウンが始まり、脱出完了となる。この際も無敵などはなく、常に狙われる可能性があるので油断できない。だが、証を持った状態限定でダークサイトを使えば、ある程度他のプレイヤーの位置も特定できるため有効活用しよう。画面下の10という数字の部分が使用可能な秒数だ。

 また、証を取っていない状態でも脱出可能なので手塩にかけたハンターをロストする可能性が高いときは脱出するのも一つのテクニックなので覚えておこう。

 プレイヤーは自身を含め最大10人がマップ上に存在している。プレイヤー同士は常に殺し合うことができるが、殺した場合でも相手の装備は取ることはできないし、取れるのは証だけである。そのため、マップ上に点在している依頼対象外の化け物のつゆ払いをしてもらい、横からかっさらうというテクニックもなしではない。

 だが、証だけ横取りするプレイが有効なのかといえばそうでもなく、経験値は目標だけでなく、副次目標を達成することで大きく得られる物で、待ち伏せだけして帰るというスタイルでは実入りはあまり良い物では無い。

 依頼を達成出来れば、内容に応じて経験値とお金が手に入る。ハンターレベルを上げることで前述のハンターの強化を行えるが、BLOODLINE(血統)というプレイヤーのレベルもあって、こちらはレベルが上がることで使用できる装備やハンター特性などが解禁されていく。ハンターをロストした場合でも血統は下がらない。

バトルロイヤルか?いやこれもバトルロイヤルだ

 補給ポイントや、PvEに加えPvP要素も入っており、現在ブームのバトルロイヤルからは一線を画しているのは間違いはない。過去にも「Dayz」や「H1Z1」といったPvP要素のあるゾンビサバイバルがブームになったこともあるが、またそれとも若干違うのが本作品である。マッチングも早く、執筆期間中には特に不満を覚えるほどマッチング時間がかかったこともなかったためプレイヤーもまだ数多くいるように見受けられる。少し変わった対人戦をやってみたい、身を焦がすような緊張感の中でPvPをやってみたい。そんな望みのあるプレイヤーにはちょうど良いタイトルだ。

 フレンドを誘ってルイジアナ州へ旅経つと良いだろう。片道切符になる可能性はあるが。

「Hunt Showdown」の推奨動作環境は?

 推奨動作環境のグラフィックの要件が、Geforce GTX970以上と割と高めである。ある程度のスペックを持ったグラフィックカードが必要となるだろう。筆者のスペックはSteamのプロフィールに記載の通り(Core i7 3960X / GeForce GTX1080)となるが、このスペックで解像度1920×1200ドットのフルオプションでフレームレートは常時60fpsをキープしている。だが、ローディングに割と時間がかかるのでSSDや読み込み速度の早いHDDにインストールすることを強く推奨する。

 また、音の位置把握が非常に重要なゲームなのでサウンド環境は定位のハッキリしたヘッドフォンを使用した方が良いだろう。

『Hunt Showdown』
●Crytek
●3300円(2018年2月2日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル Early Access、マルチプレイヤー、ホラー、ゾンビ、FPS、西部劇
© 2018 Crytek GmbH. All rights reserved. Crytek, CRYENGINE, Hunt: Showdown and the respective logos are trademarks or registered trademarks of the Crytek group in the EU, U.S. and/or other territories. All other trademarks are the property of their respective owners.

■著者:rate-dat
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: ratedat
・Twitter:@rate_dat

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