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5万円の貝印低温調理器 安物との違いは静かな音と攪拌力

2018年06月30日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 低温調理は簡単だ。肉や魚を旨くするし、野菜も栄養素を破壊せずに調理できる。食材をビニール袋に入れて真空パックし、一定の温度で湯煎するだけ。

 簡単なのは、湯加減を一定にする低温調理器があるおかげ。最近ではグッと価格を下げて、1万円を切るものも現れた。ブームの域をすぎて、カジュアルな調理法として定着しつつあるのではないか。

 と思っていた矢先の今年3月、5万円という価格で登場したのが貝印の「KaiHouse aio The Sousvide Machine」という製品。市販されている同タイプの低温調理器としては、最も高価。しかしながら、真空パック用の電動シーラーと専用袋(Mサイズ10枚、Lサイズ10枚)も付いて来る。湯煎用の容器さえあれば、届いたその日から始められる。

 だが、低温調理器に求められる機能は、水温を一定に保つことだけ。性能の差なんてあるのだろうか。そこでアンダー1万円の低価格機と比べてみた(1万円以下の低温調理器の記事はこちらから)

電動シーラーやっぱり便利

 さすが5万円。パッとみた感じ、安物感がない。ボタン式の操作系も確実でいいし、スタンドが付属しているのも便利だ。実際に使ってみないとわからないことだが、スタンドがないと低温調理器は置き場に困る。ちなみにこの製品は、メイド・イン・コリア。

 価格が高い理由は、電動バキューム式の自動シーラーが一体化していること。本体側にバキュームポンプを内蔵し、外付けシーラーをチューブで接続して使う。このシーラーに近いものを単体で買うと1万円はする。そして低温調理器を使っているうちにどうしても欲しくなるものの一つだ。

 なにしろ電動シーラーは便利だ。専用袋に食材を入れ、ビニール袋の口をシーラーにはさみ、カチッと閉じて本体側のスイッチを押す。すると強力なバキュームパワーで脱気が始まり、電熱線でビニール袋を溶着して密封。一連の動作が終わると、自動的に電源も切れる。

 Mサイズの専用袋に肉を入れて試したところ、スイッチを押してから約22秒で全行程を終了した。低温調理を日常的にやろうとすると、一番厄介なのが真空パックにする作業。その手間が省け、確実に脱気できるのがいい。

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