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最新パーツ性能チェック ― 第231回

WDのハイエンドSSD「WD Black NVMe SSD」は大幅な性能向上で魅力充分

2018年06月02日 12時00分更新

文● 竹内 亮介 編集●北村/ASCII編集部

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 Western Digitalは5月17日、SSDのハイエンドブランド「WD Black」の新モデル「WD Black NVMe SSD」を発表した。自社製のコントローラーや最新の3D NANDフラッシュメモリーを搭載することで、シーケンシャル/ランダム問わず大幅に性能を向上したことが最大の特徴となる。

Western Digitalの最新M.2対応SSD「WD Black NVMe SSD」

 すでに発売も開始されており、500GBモデルで2万8000円前後と比較的低価格であることも魅力の1つだ。今回はこのWD Black NVMe SSDの500GBモデルを試用し、一世代前の「WD Black PCIe SSD」からどの程度の性能向上を果たしたのかを検証していこう。

1TBモデルを追加し
基板色もつや消し黒に変更

 Western DigitalのSSDは、「WD Green」「WD Blue」、そして今回発表されたWD Blackという3つのブランドに分けられている。WD Blackは、高性能を求めるユーザー向けのハイエンドブランドとして位置づけられており、ほかのブランドと違ってM.2対応モデルのみ、2.5インチモデルはラインナップしていない。

 WD Black NVMe SSDでは250GB、500GB、1TBという3モデルを用意し、税込実売価格はそれぞれ1万5000円前後、2万8000円前後、5万2000円前後だ。大容量モデルの需要拡大に合わせ、WD Black PCIe SSDにはなかった1TBモデルを追加している。

 冒頭でも述べたとおり、スペック上の性能向上は著しいものがある。500GB前後のモデルで比較すると、シーケンシャルリードは約1.65倍、シーケンシャルライトはなんと約3.1倍だ。ランダムリード/ライト性能も約2.4倍と、大幅な高速化を果たした。具体的な数値は、下記のスペック表を参照してほしい。

WD BLACK NVME SSDシリーズスペック表
容量 250GB 500GB 1TB
コントローラー 自社製コントローラー
シーケンシャルリード 3000MB/秒 3400MB/秒
シーケンシャルライト 1600MB/秒 2500MB/秒 2800MB/秒
ランダムリード(4KQ32) 22万IOPS 41万IOPS 50万IOPS
ランダムライト(4KQ32) 17万IOPS 33万IOPS 40万IOPS
MTBF(平均故障間隔) 175万時間
TBW(書き換え可能容量) 200TBW 300TBW 600TBW
製品保証 5年間
旧モデルのWD BLACK PCIE SSDシリーズスペック表
容量 256GB 512GB
コントローラー 非公開
シーケンシャルリード 2050MB/秒
シーケンシャルライト 700MB/秒 800MB/秒
ランダムリード(4KQ32) 17万IOPS
ランダムライト(4KQ32) 13万IOPS 13万4000IOPS
MTBF(平均故障間隔) 175万時間
TBW(書き換え可能容量) 80TBW 160TBW
製品保証 5年間

 基板の色は青から黒になり、ブランドネームにふさわしい色になった。表面にコントローラーとフラッシュメモリーチップを搭載する片面実装タイプで、裏面にはチップを搭載しない。

左がWD Black PCIe SSD、右がWD Black NVMe SSDだ。基板色が黒に変わった
左が500GBモデル、右が1TBモデルの裏面だ。コントローラやフラッシュメモリーチップは、表面に集中して搭載する

 接続しているSSDの状況やファームウエアのアップデート、Secure Eraseなどが行なえるユーティリティー「WD SSD Dashboard」に対応する。ドライブごとのバックアップや複製などに対応する市販のバックアップソフト「Acronis True Image」の機能縮小版をダウンロードして利用でき、ドライブごと環境を移行しやすいのもうれしい。

SSDの状態を確認できるWD SSD Dashboard

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