さとうなおきの「週刊アジュール」 第35回
「Build 2018」アップデート IoT編:インテリジェントエッジ向けに大幅機能強化
KubernetesでAzure IoT Edgeのデプロイを管理
2018年05月21日 12時00分更新
Azure IoT Edge:VSTS/TFSを使ったCI/CD
Visual Studio Team Services(VSTS)は、コードリポジトリ、バックログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)などの機能を備えた、開発チーム向けのサービスです。
VSTSやTeam Foundation Server(TFS)を使ったAzure IoT EdgeモジュールのCI/CD機能のプレビューがリリースされました。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、VSTS拡張機能「Azure IoT Edge For VSTS」、ドキュメントをご覧ください。
Azure IoT Edge:IoT Edge Marketplace
Azure Marketplaceは、Azureに対応したサードパーティーのソフトウェアやサービスを探すことができるマーケットプレースです。
パートナーや開発者が、Azure Marketplaceで、Azure IoT Edgeモジュールを共有、販売できるようにする計画が発表されました。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「What’s new with Azure IoT Edge?」をご覧ください。
Azure IoT Edge:DJIとの提携
世界最大のドローン企業であるDJIは、Microsoftと提携しました。両社は、農業、建設、警備などの新たなシナリオを実現するために、Azure IoT Edgeとマイクロソフトの AIサービスを活用したソリューションを共同開発していきます。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」をご覧ください。
Azure IoT Edge:Qualcomm Technologiesとの提携
Microsoftは、Azure IoT Edgeで稼働するビジョンAIの開発キットをQualcomm Technologiesと共同開発していくことを発表しました。このソリューションは、カメラベースのIoTソリューション開発のために必要なハードウェア、ソフトウェア「Vision AI Developer Kit」を提供します。開発者は、Azure Machine Learningサービス、Qualcomm Vision Intelligence Platform、Qualcomm AI Engineが提供するハードウェアアクセラレーションを活用したソリューションを構築できます。カメラは、Azure Machine Learning、Azure Stream Analytics、Azure Cognitive ServicesなどのAzureサービスをクラウドからエッジにダウンロードして利用できます。
詳細は、ブログポスト「IoTの可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「Accelerating AI on the intelligent edge: Microsoft and Qualcomm create vision AI developer kit」、Vision AI Developer Kitのサイトをご覧ください。
Azure IoT Edge:ハードウェア認定
既存のAzure Certified for IoTデバイスカタログプログラムが拡張され、認定されたAzure IoT Edgeハードウェアもサポートしていくことが発表されました。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「What’s new with Azure IoT Edge?」をご覧ください。
Azure IoT Edge:Azure IoT Edge Security Managerを発表
Azure IoT Edgeデバイスのセキュリティを強化する「Azure IoT Edge Security Manager」が発表されました。
詳細は、ブログポスト「What’s new with Azure IoT Edge?」をご覧ください。
Azure IoT Hub:自動デバイス管理、モジュールツイン
Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。
Azure IoT Hubの2つのアップデートが,パブリックプレビューとしてリリースされました。
自動デバイス管理によって、ユーザーが構成多デプロイを指定しておけば、Azure IoT Hubが、Azure IoT Hubに追加されたデバイスを自動的に管理します。
モジュールツインによって、Azure IoT Edge上のアプリケーションやモジュールを管理できます。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「Enabling more device management scenarios with new features in IoT Hub」をご覧ください。
Azure MapsがGA
Azure Mapsは、地図、検索、ルート検索、交通量などのAPIを提供する地理空間サービスです。
2017年11月に「Azure Location Based Services」が発表され、パブリックプレビューが始まっていました。
今回、「Azure Location Based Services」が「Azure Maps」に改名され、GAになりました。
なお、Azure Mapsは日本、中国、韓国、インドをサポートしていないため、これらの国の地図情報を扱いたい場合は、Bing Mapsをお使いください。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「Announcing Azure Maps」をご覧ください。
Azure IoTソリューション アクセラレーター
これまで、「Azure IoT Suite」の構成済みソリューションとして提供されていたソリューション(リモート監視、予測メンテナンス、コネクテッドファクトリ、デバイスシミュレーション)が、「Azure IoTソリューション アクセラレーター」に改名されました。
また、「リモート監視」ソリューションがアップデートされました。
詳細は、ブログポスト「IoT の可能性を解き放つ — インテリジェントクラウドからインテリジェントエッジまで」、「Azure IoT solution accelerators bring the next wave of innovation」をご覧ください。
AI編に続きます。
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