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テストの手書き文字を自動認識・自動採点

テストの「採点自動化」で教員の負担軽減、スキャネットが新製品

2018年05月16日 07時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 スキャナで読み取り可能なマークシート「スキャネットシート」を開発・販売するスキャネットは2018年5月15日、テストの手書き文字を自動認識して採点する「デジらく採点2」を発表した。6月5日から提供を開始する。

 同社のスキャネットシートは、OCR技術を使って、汎用のスキャナでPCに取り込んだマークシートを自動採点するもの。ソフトウェアは無償で提供し、専用のマークシート用紙を販売するビジネスモデルだ。様々なテスト形式の用紙を約200種類用意しており、全国で約800の大学、約870の高校で利用されている。

 今回発表した「デジらく採点2」では、これまでのマークシート採点に加えて、「選択設問の自動採点」が可能になった。1文字の手書き文字を自動認識し、複数の解答選択肢からカタカナやアルファベット、数字を選んで記入する問題を自動採点する。将来的には、長文の文字や複数桁の数字の自動認識・自動採点を可能にしていく計画だ。

1文字の手書き文字を自動認識し、複数の解答選択肢からカタカナやアルファベット、数字を選んで記入する問題を自動採点する

 現行の「デジらく採点2」では、自由記述式の解答は採点者が目視で確認する必要があるが、スキャナで30~40人分のテスト用紙を一括で取り込むとPC上に全員の解答が設問ごとに表示され、自動採点されない部分もクリック操作で採点が完了する。点数は自動集計され、各生徒に返却するための採点済みテスト用紙がPDF形式で自動生成される。

PC上に全員の解答が設問ごとに表示され、自動採点されない部分もクリック操作で採点が完了する選択設問は自動採点される

 同社 取締役 石川隆氏は、文部科学省の調査「教員勤務実態調査(平成28年度の集計(速報値)について」の結果を引用し、「教員の3割が“成績処理”を最も負担が大きい業務と感じている」と説明。テストの採点の自動化により、教員の負担を権限し、教育現場の働き方改革につなげたいと述べた。

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