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さとうなおきの「週刊アジュール」 第22回

Azure VMSSでOSイメージの自動アップデートが可能に

GoアプリからAzureを利用・管理、「Azure SDK for Go」がGA

2018年02月23日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Virtual Machine Scale Sets:OSイメージの自動アップデート

 Azure Virtual Machine Scale Sets(VMSS)は、多数の同じ構成のVMをデプロイ、管理するためのサービスです。

 今回、Azure Virtual Machine Scale Setsで、OSイメージの自動アップデート機能が、パブリックプレビューになりました。これによって、Azure Virtual Machine Scale Setsのクラスターや(Azure Virtual Machine Scale Setsを使っている)Azure Service Fabricのクラスターで、使われているOSイメージがアップデートされると、クラスター内のVMが新しいOSイメージに自動的に置き換えられます。

 詳細は、更新情報「Public preview: Automatic OS image updates in virtual machine scale sets」ドキュメントをご覧ください。

Azure IoT Hub:最新のLTS(長期サポート)ブランチをリリース

 Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。

 Azure IoT SDKは、Azure IoT HubのためのさまざまなSDKを提供しています。

 Azure IoT SDKは、GitHubを使ってオープンソースで開発されており、開発者に最新の機能を提供するため、2週間おきに新バージョンがリリースされています。

 一方、Azure IoT SDKのLTS(長期サポート)ブランチは、6か月おきにリリースされます。LTSブランチのリリース後6か月間は、セキュリティや重要なバグの修正が行われ、その後は、非推奨になります。本番環境でより安定したSDKを使いたい場合には、LTSブランチをお薦めします。

 今回、最新のLTSブランチである「lts_2018_01 」ブランチがリリースされました。

 詳細は、ブログポスト「Azure IoT SDK で新しい Long Term Support Branch をリリース」GitHubリポジトリをご覧ください。

Azure IoT SDKのLTSブランチのタイムライン

Azure Redis Cache:地理レプリケーション機能がGA

 Azure Redis Cacheは、インメモリデータストアであるRedisベースのキャッシュサービスです。

 Premiumレベルで利用できるAzure Redis Cacheの地理レプリケーション(geoレプリケーション)機能を使うと、プライマリのAzureリージョンにあるAzure Redis Cacheインスタンスに対して、セカンダリのAzureリージョンの読み取り専用インスタンスへのレプリケーションを構成できます。プライマリのAzureリージョンの災害/障害時には、セカンダリのAzureリージョンのインスタンスへのフェールオーバーが可能です。

 この機能は、2017年6月にパブリックプレビューになっていました。今回、この機能がGAになりました。Azure Redis Cacheを使うシステムで、複数のAzureリージョン間のディザスターリカバリー(DR)を実装しやすくなりますね。

 詳細は、ブログポスト「Azure Redis Cache で geo レプリケーションの一般提供を開始」ドキュメントをご覧ください。

Azureポータルでの、Azure Redis Cacheの地理レプリケーションの設定

Azure SQL Database:SQL Operations Studioの2月リリース

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 SQL Operations Studioは、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouse向けのモダンなデータベース開発、運用のための、Windows、Mac、Linuxで動作する軽量なツールです。

 SQL Operations Studioの1月リリースに続き、2月リリースがダウンロード可能になりました。このリリースでは、自動アップデートのサポートといった新機能があります。

 詳細は、ブログポスト「The February release of SQL Operations Studio is now available」をご覧ください。

SQL Operations Studioの自動アップデート

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