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21世紀の真空管「Nutube」搭載でおもしろい製品が出てきた

2018年01月27日 12時00分更新

文● 四本淑三

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ブティックとハイゲイン追加のVOX「MV50シリーズ」

 そして従来型Nutube搭載ギターアンプ「MV50」シリーズのラインナップも拡充。「Boutique」と「High Gain」が追加された。ますますamPlugっぽくなってきたぞ。

「MV50 Boutique」のフロントパネル(上)とリアパネル(下)

「MV50 High Gain」のフロントパネル(上)とリアパネル(下)

 ほかのMV50シリーズと同様、フロントのコントローラーはシンプルな3ノブスタイル。リアに回ると、通常はインピーダンス切り替えスイッチの部分が、High Gainは「MID CTRL」となっている。これで中音域のブースト/カットをするらしい。そのほかの仕様は従来のMV50シリーズと同じ。

 パッと見た感じ、シルバーパネルのHigh Gainは、MESA BoogieのDual Rectifierあたりがモデルだろう。ウッドパネルのBoutiqueは、まあ、なんというかブティックアンプなのだが、メーカーのリリースに「暖かみのあるクリーンからリードに最適なオーバードライブまでカバーし、ピッキングによる繊細なニュアンスもパーフェクトに表現」とヒントが書かれているので、ダンブル系と呼ばれる方面と想像できる。

 しかし音は弾いてみなければわからない。どちらも発売は4月下旬予定。期待して待とう!

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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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