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パイロットウォッチに求められる「厳しい環境」とはどんな意味?

レッドブル・エアレース世界一、室屋義秀パイロットに聞く最大負荷10Gの世界

2017年11月03日 15時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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Extra 300Lに乗り込んだ室屋氏(右)と本誌飯島。残念ながら天候不良でフライトはできなかった

レッドブル・エアレースや曲技飛行にも耐えられるブライトリングのパイロットウォッチ

 レッドブル・エアレースや曲技飛行はコックピット内が厳しい環境となるが、本当にブライトリングのパイロットウォッチは耐えられるのか。実はブライトリング自体もエアロバティックス・チームを運営しており、世界各地の航空イベントなどで曲技飛行を披露している。つまり開発や出荷時に各種機器で試験するだけではなく、自社製品をしっかりと空の上でテストする環境を持っているわけだ。

当初、室屋氏の操縦するEXTRA 300Lに同乗し、曲技飛行後の精度を検証予定だったブライトリングの日本特別モデル「コルト クロノグラフ オート リミテッド」。60万4800円。

 実は今回のインタビューでも専用の計測器を用意しており、ブライトリングの「コルト クロノグラフ オート リミテッド」を装着して室屋氏とフライトし、その耐久性をテストする予定だった。計測器は歩度、テンプの振り角、テンプの左右の振りのズレが計測可能で、Gがかかったフライト後も正確動作していることが確認できるはずだったが、残念ながら悪天候によりフライトはキャンセル。フライト後にブライトリングのパイロットウォッチの精度を測ることはできなかった。

専用の台に時計をセットすることで、針の動きにズレが生じていないかなどがチェックできる(写真は精度測定のイメージ)

 とはいえ、こういった厳しい状況に対応できるパイロットウォッチを長年作り続けてきたのがブライトリング。室屋氏はレッドブル・エアレースで「操縦技術世界一」を証明したが、その室屋氏が愛用しているブライトリングのパイロットウォッチも「世界一」であることが、証明されたと言っても過言ではないだろう。

室屋氏をイメージしてリリースされたという、現在の愛用モデル「クロノマット ブラック カーボン」

シリアルナンバー入り。ローターには深紅のブライトリングのロゴ

 今回のレッドブル・エアレースで室屋氏が着用していたモデルは、日本のブライトリングファンに向けて作られた特別モデルの「クロノマット ブラック カーボン」。カーボンダイヤル、ダイヤルの文字、ローターなどに使われた鮮烈なレッドが特徴。日本限定300本のモデルだが、室屋氏が惚れ込んでシリアルナンバー「31」を購入している。価格は112万8600円から。

コルト スカイレーサー「Team Yoshi Muroyaモデル」。限定150本、価格は27万円

 さらにブライトリングでは、レッドブル・エアレースでブライトリング・レーシング・チームが採用している機体「MXS-R スカイレーサー」をイメージした「コルト スカイレーサー」もラインアップ。通常モデルのほかに、「クロノマット ブラック カーボン」と同じくレッドの差し色に、9時位置に「義」のロゴが入った「Team Yoshi Muroyaモデル」もあり、室屋氏のファンなら注目のモデルだ。価格は27万円で限定150本。今冬発売予定、販売はブライトリング・ブティック並びにスピリット・オブ・ブライトリングのみの取り扱いだが、人気のためすでに予約完売でキャンセル待ち状態となっている。


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