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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第187回

iPhone X先行レビュー:Appleはいかにして、世界一の働き者のホームボタンを隠居させたか

2017年10月31日 19時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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iPhone熟練のガンマン風操作には及ばない

 Face IDを利用するには、当然ながらiPhoneの内側のカメラがとらえる範囲に顔が収まっていなければなりません。そして認証を採るには、iPhoneを見ていなければなりません(設定で虹彩認証はオフにできます)。

 そのため、iPhoneをポケットの中でロック解除しながら取り出す、という早撃ちガンマン風の動作は不可能になりましたし、たとえば運転中にiPhoneのロックを端末を見ないで解除することはできなくなりました。後者については、iOS 11の運転中モードと合わせて、運転中のiPhone操作をしにくくしていると思います。

 Face IDの認証は十分に素早く、Touch IDと同等のスピードがあります。ただ、Touch IDの場合、ホームボタンを押し込む動作とTouch IDの認証を同時にこなせましたが、iPhone Xでは画面下縁から上へのフリックとFace IDの認証は同時に行われず、ワンテンポの遅れがどうしても生じてしまいます。

 たとえば、ポケットから取り出しながら、画面を一度タップし、画面下縁からのフリックを行いつつiPhoneを構えれば、Face IDによる待ち受け状態でiPhoneを構えることができ、最も素早くiPhone Xのホーム画面を表示させることができるでしょう。

 やはり今までのiPhoneのホームボタンとTouch IDの組み合わせの成熟度合いが高く、iPhone XのフリックとFace IDの熟成や細かいタイミング調整が必要である部分と言えるでしょう。

 実際、ポケットからホーム画面を表示させるために、そこまでの速度にこだわるべきかはわかりませんし、iPhone Xの操作に新たな熟練の技が編み出される可能性も高いと思いますが。

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