オリンパス、富士、キヤノン……この秋の最新ミラーレス一眼3機種を徹底チェック! 第3回
キヤノン「EOS M100」はとにかく簡単に使える優しいミラーレス一眼
2017年10月26日 12時00分更新
感度別撮影サンプルで画質をチェック
感度設定はISO 100からISO 25600まで可能。ノイズの発生は早いが、目立ってくるのはISO 800あたり。気になるのはISO 3200を超えたくらいなのであまり気にするほどではない。
最高感度のISO 25600では細かいディテールへの影響があるが大きな破綻はない。かなりいい画質といえるだろう。
キットレンズの画質もチェック!
レンズキットに含まれる標準ズーム「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」と望遠ズーム「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」の画質も見てみよう。
「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」(15mm側)
絞りが開いていると周辺光量の低下が目立つが、F5.6以降まで絞れば解消される。シャープネスは絞り開放から高く、解像感もある。
周辺部は少し甘いがF8.0まで絞れば全面で高いシャープネスと解像感が得られる。F16以降は絞りすぎてシャープネスの低下が見られる。
「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」(45mm側)
45mm側も傾向は同じ。絞り開放からシャープネスも解像感も高い。F16あたりから絞り過ぎに寄るシャープネスの低下が見られる。開放絞り値を抑えている分、開放から問題なく使える。キットズームだがとてもコストパフォーマンスが高いレンズだ。
「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」(55mm側)
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMは絞り開放から十分なシャープネスと解像感を持っている。少し絞ってF5.6にするとさらによくなる。F11あたりからは絞りすぎてシャープネスが甘くなっていく。
「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」(200mm側)
絞り開放から十分使えるが、F8.0まで絞るとシャープネス、解像感ともに格段によくなる。
F16以降は徐々に甘くなっていくのであまり絞らないで使うのがおすすめ。ズーム全域で最短撮影距離は1m。55mm側ではちょっと物足りないが、200mm側、320mm相当で1mまで寄って撮れるのはなかなかだ。
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