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Spotify/AWAなどストリーミングにも強い「ND8006」と「PM8006」

これさえあれば? CDからハイレゾまで全対応の新プレーヤーほか──マランツ

2017年10月22日 09時00分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

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 Hi-Fi再生というと、ハイレゾのファイル再生が主流になっている。将来的にはストリーミング再生がもっと盛んになるだろう。しかし、CDは大きな資産であり、ファイル再生だけでなく、廃盤や過去に購入したディスクも同時に楽しみたいというニーズは依然あるはずだ。

 そんな要望に応えられる製品がマランツから登場する。

 ネットワーク再生、USB DAC、そしてCD再生にも対応した「ND8006」だ。NASからの再生はもちろん、BluetoothやAirPlay、HDD/USBメモリー再生などにも対応。ソース機としては、まさに万能と言える。アナログプリメインアンプ「PM8006」とともに11月下旬に発売予定。価格はともに14万400円だ。

ESS製DACを採用しているが、そこはやはりマランツ流

 マランツのラインアップには、現状SACDプレーヤーの「SA8005」、ネットワークプレーヤー兼USB DACの「NA8005」がある。SACD再生のみ省略しているが、両者の機能を統合しつつ、中級クラスの比較的手に入れやすい価格に収めたのがND8006となる。

 本体サイズは幅440×奥行き369×高さ106mmで、重量は8kg。

 SACDに対応しないのは、あくまで“このクラス”に限定した場合、SACDに関心を持つ層が少なく、数万円のコスト増をユーザーに強いるよりは、価格を抑えたほうがユーザーメリットがあるという判断からだそうだ。製品企画を始めた2年前から議論を重ねてきた結果とのこと。ただしマランツがSACDプレーヤーの開発を控えるという意味ではなく、ニーズの高いハイエンド機では、引き続き注力していく。

 DAC ICは、マランツのCD再生機としては初めて、ESS Technologyの「9016K2M」を採用した。ここもDSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitに対応した死角のないスペック。

デジタル基板

 マランツと言えばこれまでフィリップス時代から関係が深いシーラス・ロジック製DACを採用することが多かった。ハイエンドの「SA-10」ではディスクリートで組んだオリジナルDAC“Marantz Musical Mastering”(MMM)を開発し、採用してきた。

 ここで注目したいのは、ESS製のDAC ICを採用すると言っても、組み合わせて使用する外付けの電流/電圧変換回路はHDAM/HDAM-SA2を使用したディスクリート構成、デジタルフィルターもマランツ独自のものにしている点だ。“Marantz Musical Digital Filtering”と呼ぶ、PCM信号用のデジタルフィルター特性は、SA-10のディスクリートDACの前段部分「MMM-Stream」で使用しているものを踏襲している。

 少しマニアックな機能としては、DACのロックレンジを狭める(シビアにする)ことでジッタを低減する「ロックレンジ切り替え機能」をワイド、ミディアム、ナローの3段階で用意する。ロックレンジは狭めるほどサウンドが明瞭になるが、機器によってはロックしにくくなるので通常はマージンを広めに取っている。通常はメーカーが決めた数値を使い開放しないが、これをユーザーの手で調整できるようにする機能だ。他社のDACが先行して取り入れている機能だが、効果は高い。

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