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ファーウェイ通信 第52回

指紋センサーやファンレスなどファーウェイならではのこだわりが多数

スマホメーカーが新しい価値を加えたモバイルPC「HUAWEI MateBook X」レビュー!

2017年07月07日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII編集部

提供: ファーウェイ

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(提供:ファーウェイ)

 SIMフリースマートフォンに代表されるファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。今回はスマホではなく、ノートPC! ファーウェイのWindows PC「HUAWEI MateBook」シリーズに新しく加わったクラムシェルタイプで、モバイル性能のみならず、PCとしては初の「Dolby ATMOS Sound System」に対応するなど、サウンドにもこだわりが見られる「HUAWEI MateBook X」について、詳しくレビューする。

ファーウェイから、13型のクラムシェル型ノート「HUAWEI MateBook X」が登場! サウンドなどにも強味を持つ同機をレビュー!

ファーウェイのPCへの進出が本格化
PC市場に新風を吹き込む!

 「HUAWEI MateBook」が、ファーウェイ初のWindows PCとして国内でリリースされたのは昨年7月のこと。初代HUAWEI MateBookは、タブレットを基本としつつ、キーボードカバーを組み合わせることでノートPC的にも利用できる、いわゆる2in1マシンだったが(その後継機「HUAWEI MateBook E」も記事後半で紹介している)、今年はHUAWEI MateBookシリーズのラインアップが強化された。

昨夏に登場の初代HUAWEI MateBook

 本記事でレビューするHUAWEI MateBook Xは、13型の高解像度ディスプレーを搭載するクラムシェルタイプ。処理性能が高い第7世代CoreシリーズのUプロセッサを搭載しながら、ファンレス&約1kgの重量とモバイル性にも力を入れられている。PCユーザー、特にモバイルPCの需要が高い日本のユーザーが求める、まさにど真ん中を狙ったモデルと言えるだろう。

モバイルPCが人気の日本市場には待望の製品と言える「HUAWEI MateBook X」。写真はCore i7モデルで用意されているプレステージゴールドのカラバリ

 スマホやタブレットでは、グローバル/国内の両方で存在感を大きく高めているファーウェイだが、PC分野にも本格的な進出を始めたと言えるわけで、シェア上位のメーカーが固定されてきた感があるPC市場に、スマホメーカーだからこその技術や機能を搭載している点を含めて、どういう新風を吹き込むのかという点にも注目が集まっている。

A4用紙サイズで13型! 打ちやすさに優れるキーボードにも注目

 それでは、まずはそのHUAWEI MateBook Xのデザインからチェックしていこう。

ファーウェイのSIMフリースマホと同様にメタル素材の薄型筐体が美しい

 HUAWEI MateBook Xのデザインで特徴的なのは、13型ディスプレーを搭載するとは思えないほどのコンパクトな本体だ。幅286mm×奥行き211mmというフットプリントは、A4用紙(297×210mm)とほぼ同じ。これは13型ノートPCとしては世界最小クラスとのことだ。

 特にディスプレー周辺はイマドキのスマホ的な超狭額縁を採用していることで、横幅は他社の12型モデルと大差ない。ベゼル幅は4.4mmで画面占有率は88%。写真を見れば一目でわかると思うが、これはかなり驚異的な数字だ。

 なお、画面解像度は2160×1440ドットという高精細さだ。縦横比が3:2という若干縦長なディスプレーは、ウェブブラウジングや仕事での各種作業とマッチングがいい。現在のWindows 10は高解像度ディスプレーとの組み合わせも良くなっており、本機の性能を存分に活用できる。

 また、約12.5mm/1.05kgという薄型軽量ボディーも魅力となる。これだけ薄くて軽いと、バッグの中でもかさばらないし、持ち運びのストレスがかなり軽減される。オフィス内のちょっとした移動などでは片手でPCを抱え、もう片方の手で資料などを持つシチュエーションはよくある。そんなときこそ、HUAWEI MateBook Xのコンパクトさは威力を発揮してくれそうだ。

薄く、そして軽い。モバイルPCとして必要な要素を備えている

 コンパクトなのは、付属のスマートチャージャーも同じだ。USB-C端子経由で充電するタイプで、ケーブル込みの重量は約137g(筆者による実測値)。一般的なノートPC用ACアダプターと比べてずっと小型かつ軽量になっており、持ち運びがしやすい。

充電はUSB-C端子経由で行なう。付属のACアダプターのサイズは筆者の実測値で約50×50×29mm(プラグ部込みだと約66mm)。標準的な男性の手のひらに収まって、さらに余裕があるサイズというイメージだ

 キーボードは防滴仕様(スライドパッドを除く)。初代HUAWEI MateBookのキーボードカバーでもそうだったが、単純に日本語配列になっているだけでなく、アルファベットやかな入力に用いるメインのキーの横幅が小さかったり、無理のある配列で押し込められたりしていないのは、当然のこととは言え、日本市場をターゲットとして、しっかり開発されているなという印象を受ける。

日本語配列にも関わらず、キーの配置に無理がない点に好感が持てる

 キーピッチは19mm。しばらく文字入力を続けてみたが、使っていて窮屈に感じることはなく、快適にタイプし続けられた。キーストロークも1.2mmとしっかりと打てるという印象だ。もちろん暗い場所で便利なキーボードライトも内蔵されている。

キーストロークがしっかりと確保されているのがわかる

 デザインの全体の方向性としては、シックながらもゴージャスさを感じさせる上品なスタイルだ。高品質アルミニウムを使用したメタルボディー、スマホやタブレットなどのファーウェイ製端末ではおなじみとなっている周辺部のダイヤモンドカット加工が高級感を際立たせている。

側面のダイヤモンドカットも同社のSIMフリースマホ譲り

 カラバリは3色展開となる。詳しいラインナップ構成は次ページで掲載しているが、今回試用したプレステージゴールドはCore i7モデルのみ。Core i5モデルはスペースグレー、ローズゴールドの2色から選択でき、いずれもビジネスシーンでの利用に適した落ち着いた色合いとなっている。

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