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ASCII STARTUP 今週のイチオシ!第56回

“なくてはならぬ”サービスで駐車場不足という社会問題解決へ

シェアをバズワードで終わらせない 駐車場活用でビジネスを拡大させるakippa

2017年05月19日 07時00分更新

文● 山下竜大 聞き手・編集●北島幹雄/ASCII STARTUP 撮影●曽根田元

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よりリーズナブルかつ簡単な「どこでも駐車場」を目指す

 駐車場予約サービスというシンプルな仕組みについて、金谷氏は「台数×稼働率×単価しかない。爆発的にここから転換するには、UIでのダメ押しでしかない」と語る。

 シェアリングエコノミーといっても、結局は提供者・消費者のメリットをいかに最大限にしてシェアでこり場所を獲得し、継続できるかが勝負というわけだ。すでに1万拠点を押さえており、あとはいかにいい場所を押さえつつ稼働を確保するかが分かれ目となる。

 ここまで累計で16億円以上をすでに調達しているが、akippaでは営業面のほかはひたすらにアプリのUIをブラッシュアップしてきたという。一般的な市街地駐車場での利用での有意な価格差が生まれていることが、その実績を示していると言えるだろう。

 今後の取り組みについて金谷氏は、「ファンづくりに注力していく」と語る。その一環として、講演依頼があれば、どこにでも行くようにしているという。また現在、18~25歳の若年利用者が少ないことから、この年齢層をいかに増やすかに取り組んでいる。

 「大学での講演を増やし、大学生のファンを増やすことを目指している。akippaは安いというイメージだけでなく、会社の思いを知ってもらうことで、“akippaを応援しよう”とか、“akippaはクール”だとか言ってもらえるようになりたい。とにかく、akippaに良いイメージを持ってもらうことが重要だと思っている」(金谷氏)

 金谷氏としてのさらなる目標は、駐車場予約の仕組み全部を自動化する領域、「どこでも駐車場」を実現することだという。

 今後akippaでは、これまでに蓄積したデータの活用による料金設定の自動化により、「さらにリーズナブル」な価格体系を実現するとともに、3ステップで予約できるスマホアプリの改修により、「さらに簡単」に利用できる仕組みを実現していくという。ドアを開けると好きな場所に行ける“どこでもドア”のように、車のドアを開けると目的地が目の前という「どこでも駐車場」というコンセプトを、さらに強化していく計画だ。

●akippa株式会社
2009年2月2日に旧社名「合同会社ギャラクシーエージェンシー」として設立。全国の空いている月極や個人の駐車場をシェアできるサービス「akippa」を展開。
直近の調達では2016年7月に三者割当増資によりトヨタ自動車からファンドを通じて約2.65億円の資金調達を実施。累計の調達額は約16億円。
スタッフ数は2017年5月時点で110名。iOSやAndroidのリードエンジニアを募集中。

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