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新生活応援ホームシアター構築術 第3回

サブウーファーをつなげるだけでも変わる! お手軽なオーディオ増強

2017年03月01日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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音楽メインの人におすすめ!
ステレオスピーカータイプのオンキヨー「BASE-V60」

オンキヨー「BASE-V60」。ステレオスピーカーとサブウーファーによる2.1ch再生が行なえる。単品コンポに近いセパレート構成のシステムだ

オンキヨー「BASE-V60」。ステレオスピーカーとサブウーファーによる2.1ch再生が行なえる。単品コンポに近いセパレート構成のシステムだ

 サウンドバーは手軽で使いやすいが、映画よりも音楽モノの再生が多いという人は、左右のスピーカーが独立したステレオスピーカータイプの方が好ましい。

 左右が分離しているので、配線の手間は増えてしまうが、薄型テレビの両脇に置くような使い方でも、テレビのサイズに合わせて自由に設置できる。

 また、プロジェクターでスクリーンに投影するような場合にもステレオスピーカーの方が対応しやすいだろう。

 プロジェクターの場合は画面サイズが大きめになるので、映像の高さと音場の高さを揃えるためにスピーカースタンドなどを使うことをおすすめする。

 そんなステレオスピーカータイプで、サラウンド再生にも対応するモデルがオンキヨーの「BASE-V60」(実売価格 6万5000円前後)。コンパクトな2ウェイスピーカーが2本と、サブウーファー、6chアンプ内蔵のAVアンプがセットになったモデルだ。

スピーカーの前面と背面。コンパクトな2ウェイスピーカーで、背面には接続端子とバスレフポートが備わっている

スピーカーの前面と背面。コンパクトな2ウェイスピーカーで、背面には接続端子とバスレフポートが備わっている

サブウーファーの背面。最近のシステムでは珍しいパッシブ型サブウーファーで、電源は不要。スピーカーと同じようにスピーカーケーブルで接続をする

サブウーファーの背面。最近のシステムでは珍しいパッシブ型サブウーファーで、電源は不要。スピーカーと同じようにスピーカーケーブルで接続をする

 そして、BASE-V60はハイレゾ再生に対応する。2ウェイ構成のスピーカーは80kHz近くまでの超高域の再生応力を備えており、ウーファーには自社開発の「N-OMF振動板」を採用するなど、同社のスピーカー作りのノウハウがしっかりと継承されている。

ファームウェアアップグレードで
Dolby Atmosにも対応

 駆動するAVアンプは、効率の良いD級アンプとし、電源部にオーディオ用のカスタムコンデンサーを採用するなど、豊かな音質を追求している。

 ハイレゾ再生はリニアPCM最大192kHz/24bit、DSD最大5.6MHzに対応する。さらにAVアンプはBluetoothやWi-Fi内蔵なので、スマホとのワイヤレス再生やネットワークオーディオ再生なども行える。Google Castにもアップデートでの対応予定だ。

アンプ部の背面。4K/60p信号に対応するHDMI入力4系統、HDMI出力1系統を装備。このほかにデジタル音声入力(同軸、光)を各1系統、アナログ入力も2系統と充実した装備を備えている

アンプ部の背面。4K/60p信号に対応するHDMI入力4系統、HDMI出力1系統を装備。このほかにデジタル音声入力(同軸、光)を各1系統、アナログ入力も2系統と充実した装備を備えている

 ステレオ再生が得意な2.1chシステムだが、バーチャル再生の「Theater-Demensional」でサラウンド再生が可能。「Dolby True HD」や「DTS HD Master Audio」にも対応している。

 そして、6chアンプ内蔵なので、別売のセンタースピーカーやリアスピーカーを増設することで本格的な5.1chシステムへグレードアップすることも可能。将来的な発展性までも備えているのだ。

 しかも、後日のファームウェアアップデートで、次世代サラウンドである「Dolby Atmos」や「DTS:X」への対応も予定されている。天井用スピーカーなどを追加することで高さ方向を持った立体的なサラウンド再生も楽しめるようになるのだ。

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