「Xbox One S」を11月24日から発売
また、高橋執行役員常務は、Xbox One Sを11月24日から発売することを発表。従来のXbox Oneに比べて筐体サイズを40%削減し、Ultra HD Blu-Rayに対応している。価格は3万4980円(税別)。「現時点では、40タイトル、年末に向けて60タイトルが登場する」とした。
スクウェア・エニックス・ホールディングス 執行役員の橋本真司氏は、「FINAL FANTASY XVでは、HDR対応により太陽光などがよりリアルに表現できるようになった。新たな技術に挑戦したい。新たなプラットフォームを提供するマイクロソフトと連携して、これまでにない体験を提供したい。ハードとソフトの連携によって、ビデオゲームは新たな局面を迎える。Xbox OneでFINAL FANTASY XVをプレイし、それをぜひ確かめてほしい」とした。
また、BIOHAZARD resident evilが、2017年1月26日に、Windows 10対応として、Windowsストアで発売されること、Xbox Oneに対応したアケアカNEOGEOが12月に発売、Windows 10対応版は2017年に発売されることを明らかにした。
高橋執行役員常務は、「Windowsが提供するクロスプラットフォームでのエンターテイメントを楽しんでほしい」とした。
Yahoo JapanとDwangoがWindows Hello対応を発表
セキュリティに関しては、Windows Helloによる認証のほか、Smart ScreenフィルターやWindows Defenderが、セキュリティ強化を実現していることを紹介。なかでも、Windows Helloでは、多くのデバイスベンダーが、これに対応したデバイスを投入していること、Microsoft Edgeへの対応により、各種サービスでもこの機能が利用できることを説明。日本では、Yahoo JapanとDwangoがWindows Helloへの対応を発表した。
ヤフー IDソリューション本部本部長の森健氏は、「ヤフーでは、100以上のサービスを提供しているが、これらの利活用の鍵はログイン。現在、3614万人のユーザーが、月1億5000万回のログイン試行を行なっている。ヤフーを使ってもらうにはさらなる利便性とセキュリティを提供することが必要であり、生体認証によるユーザー体験の向上を実現する」とした。ヤフー IDログインサービスマネージャーの伊藤雄哉氏は、「Web Authentication APIにより、ブラウザ上で指紋や顔を用いたユーザー認証を実現。これをヤフーのサービスの中で活用する」とした。
「Windows 10 Creators Update」を来年前半に無償で提供
平野社長は、10月26日にニューヨークで開催した会見内容についても言及。「4億台以上が稼働しているWindows 10に対して、新たなアップデート「Windows 10 Creators Update」を来年前半に無償で提供する。
多くのユーザーに対して、3Dグラフィックスとミックスドリアリティを提供するものであり、これにあわせて、Windows 10で、ミックスドリアリティを実現するヘッドセットを、デバイスパートナーを通じて、300ドル程度の価格で提供することが発表された。これによって、ゲーミングが楽しくなる。
また、Microsoft Teamsにより、友人、家族、同僚と情報共有ができる環境も提供。Surfaceの新たなデバイスも発表した。これらの発表によって、大変ワクワクするという声や、マイクロソフトはイノベションカンパニーになってきたという声があがっている」とした。
「CEOのサティア・ナデラは、テクノロジーは、発明の才能と創造性を拡大させるものである。才能をどうやって引き出すかが鍵であり、マイクロソフトは、新たな方法によって、クリエイティブやコラボレーション、自己表現をしっかりと考えていく企業になる。そして、クリエイターを支援していくことになると発言した。ここでいうクリエイターとは、職業そのものを意味するのではなく、コンシューマユーザーがクリエイトする作業も含まれる」とした。
さらに、「Windows 10は、2方向性で拡大している。ひとつは、『新たなパーソナルコンピューティングへの期待』である。技術を発表するだけでなく、技術を幅広く活用する段階に入ってきている。つまり、新たな体験を支援するデバイスが求められている。こうしたニーズに対して、ひとつのプラットフォームとして実現するのがWindows 10である。
もうひとつが、社会的なトレンドでもある『働き方改革とセキュリティへの注目』となる。特に、セキュリティは重要なキーワードであり、セキュリティ機能が強化されることで、社員も安心して新たな働き方に取り組むことができ、効率化を高めることができる。仕事中心、クリエイティビティ中心の使い方の中では、これからもPCが必要になる。国内PC市場は、法人向け需要は前年比でプラスになっている」とした。