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12月発売のFREETELスマホ、10コアCPUの「極2」と5000mAhの「雷神」をチェック

2016年10月10日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII編集部

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 コストパフォーマンスで優れたSIMフリースマホを提供しているFREETEL(プラスワン・マーケティング)。12月発売予定の新端末として、「SAMURAI KIWAMI(極)2」「SAMURAI RAIJIN(雷神)」の2機種を発表した。発表会会場にあった展示機の写真を中心に見ていこう。

FREETELの新フラグシップ機「SAMURAI KIWAMI 2」

税抜4万9800円のフラグシップ機「極2」
10コアCPU搭載の自信のフラグシップ機

 まずはフラグシップ機の「SAMURAI KIWAMI(極) 2」。前機種は登場時点で税抜3万9800円だったが、極2は1万円アップの税抜4万9800円。ただし、スペックは大幅に高くなっている。

価格は4万9800円もそれ以上のスペックを持つ

 特にCPUは国内では初の10コア(デカコア?)となる「MediaTek Helio X20 MT6797」を採用。ただコア数が多いだけでなく、Cortex-A72@2.3GHz×2、Cortex-A53@2GHz×4、Cortex-A53@1.4GHz×4という組み合わせでその処理性能に期待が持てる。

 そのほかのスペックも、ディスプレーはWQHD解像度(1440×2560ドット)の5.7型有機EL、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ(イン8メガ)、3400mAhバッテリーなど、かなりの高性能となっている。OSは当初はAndroid 6.0だが、早い段階で7.0にバージョンアップ予定と紹介していた。

10コアCPUにWQHD解像度の有機ELを搭載

 ネットワーク面でも対応バンドが従来機より増えて、海外での利用時にメリットがあるほか、2波のキャリアアグリゲーションに対応。さらに4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイも利用可能である。ただし、microSDの追加は非対応という点は注意が必要だ。

大容量ストレージにDSDS対応も

 デザイン面では5月に発売されたミドルクラス機の「SAMURAI REI(麗)」をほぼそのまま大きくしたという印象。厚さ7.2mmの薄型メタル筐体で、サラッとした感じの背面の手触りもなかなかいい。また、メタルシルバーというカラバリにより、シンプルさが強調されている感じだ。

メタル筐体で背面はシンプルなシルバー

SAMURAI REIとよく似たデザイン。サラサラとした手触りも同じ

厚さは7.2mmで前面のガラスは2.5D加工

SIMスロットはnanoSIM×2で、microSDの追加は不可。USB端子はTepe-Cだ

 前面下部にタッチ式指紋センサーと一体化された「FREETELボタン」が搭載されているのもSAMURAI REIと同様。これは1つのボタンで、1回押すと「ホーム」、軽くタッチすると「戻る」、2回押すと「アプリ履歴」、長押しで「Google Now」という4つの操作ができるというもの。ソフトウェア開発者を社内で増員しているということで、「FREETEL UI 2.0」として、さらに強化された独自UIを搭載するとしている。詳細は今後あらためて紹介される予定。

1つのボタンにさまざまな操作をすることでメインキーの役割を担わせる「FREETELボタン」。指紋センサーも内蔵されている

「FREETEL UI 2.0」の機能の1つとして、通話アプリに自社の音声電話サービス「FREETELでんわ」を一体化させたというものがある

5000mAhバッテリー搭載が自慢の「雷神」だが、
ミドルハイのスペックにDSDS対応で税抜2万9800円!

 つづいての「SAMURAI RAIJIN(雷神)」は、端的に5000mAhという特大バッテリーを搭載している点に注目したいスマホだ。それでいて8.65mm/183gとそれほど大型になっていない点もアピールポイントである。

つづいては大容量バッテリー搭載の「SAMURAI RAIJIN(雷神)」。こちらも12月発売予定

 とはいえ、バッテリー容量以外のスペックも十分以上に高い。価格は税抜2万9800円とミドル~ミドルハイクラスだが、ディスプレーはフルHD解像度の5.5型液晶、CPUはオクタコアのMediaTek「MT6750T」(1.5GHz)、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ(イン8メガ)とミドルハイクラスと見ても高め。コストパフォーマンスは相当に高いと言えるだろう。

発表会中でもまず紹介されたのはバッテリー容量。それでいてそんなに大型ではない

同じ5000mAhバッテリー搭載の「ZenFone Max」や同価格帯のライバルとの比較も

 さらにOSも最初からAndroid 7.0。キャリアアグリゲーションやDSDS対応なのは極2と同様で、さらに極2とは異なり、microSDの増設にも対応している。

 デザイン的には、背面は金属風塗装のプラスチックで、高級感があるとは正直言いにくい。どちらかと言えば、中身重視で選ぶモデルかもしれない。ただ、今回の展示機は製品版まではまだちょっと間があるバージョンのようだったので、あらためて製品版に近い端末で確認したいところだ。

背面は金属っぽい塗装が。展示機では指紋センサーは黒いが、製品版では背面色に合わされるとのこと

もちろん薄型ではないが、極端に厚いわけでもない。こちらもType-CのUSB端子

極2と異なり、メインキーは一般的なディスプレーに表示するタイプ

  SAMURAI KIWAMI(極)2 SAMURAI RAIJIN(雷神)
価格(税抜) 4万9800円 2万9800円
ディスプレー 5.7型有機EL 5.5型液晶
画面解像度 1440×2560ドット 1080×1920ドット
本体サイズ 77.5×157.2×7.2mm 76×153×8.7mm
重量 168g 183g
CPU MediaTek Helio X20
MT6797 2.3GHz×2+
2GHz×4+1.4GHz×4(10コア)
MediaTek MT6750T
1.5GHz+1GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB 4GB
内蔵ストレージ 64GB 64GB
外部メモリー × microSDXC(最大128GB)
OS Android 6.0(7.0アップ予定) Android 7.0
LTE対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/28
3G対応バンド 1/2/5/6/8/19
DSDS対応
CA対応 ○(2CC) ○(2CC)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア16メガ/イン8メガ リア16メガ/イン8メガ
バッテリー容量 3400mAh 5000mAh
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM×2 micro+nanoSIM
カラバリ メタルシルバー シルバー、ブラック、他1色

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