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BIG-IP APMとフルマネージドのcloud.configを連携

FIXERとF5協業でAzure上での統合ID管理とSSOを実現

2016年09月09日 12時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 9月8日、FIXERとF5ネットワークスジャパンは協業を発表し、マイクロソフトのMicrosoft Azure上で動作するセキュリティサービス「cloud.config Secure Cloud」の提供を開始した。

 cloud.config Secure Cloudの第一弾となるサービスとして、認証統合機能・エンドポイントセキュリティ機能を提供するF5のBIG-IP Access Policy Manager(以下、BIG-IP APM)と、FIXERが提供するMicrosoft Azure フルマネージドサービス「cloud.config」を連携させ、統合ID管理とシングルサインオン(SSO)を容易に実現するサービスを提供する。BIG-IP APMは、幅広いモバイル機器に対応したリモートアクセスゲートウェイで、SAMLによるフェデレーションに対応するほか、複数のドメインに対応した豊富なSSO認証をサポートする。

 具体的には社内のID管理基盤を統合することで、クラウドサービスの認証時のセキュリティポリシーを均一化。IDとパスワードだけではなく、デバイスを用いた複数認証にも対応し、高いレベルの認証を複数のクラウドに対して一元的に適応できるという。また、1つのIDで複数のサービスにアクセスできるSSOを実現。パッケージとして提供されるため、クラウド環境の設計、構築から、監視・運用までをすべてFIXERが担当するという。

 初期費用は380万円~で、BIG-IP Access Policy Manager(シングル構成)のライセンス料を含む。月額費用(Azure利用費用、保守サポート費用)は別途かかる。

 今後、cloud.config Secure Cloudのメニューとして、DDoS防御やWeb Application Firewall(WAF)など、不正アクセス対策のためのセキュリティ機能を充実させていく予定となっている。

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