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PC使わずスマホだけでビジネスアプリを使いこなせるか!? 第1回

請求書からグラフの作成までできる! スマホでも使えるWordとExcel

2016年09月01日 10時00分更新

文● 正田拓也

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請求書やグラフ作成もできる! スマホでExcelを使う 

ExcelもApp StoreやPlayストアで入手可能

 最初にWordを試してみたが、表計算のExcelも使うことができる。一応説明しておくとExcelは表を作り、セルに入れた数字をもとに別のセルに計算した数値を入れることができるソフト。

 ExcelもWordと同様にスマートフォン版はAndroidならPlayストア、iPhoneならApp Storeでダウンロードできる。そしてWord同様、基本的な機能は無料版でも利用できる。ドキュメントの新規作成では、空白のブックからタスク管理表、家計簿、カレンダー、請求書といったテンプレートが利用可能だ。

縦の合計金額を関数で計算

縦の合計金額を関数で計算

グラフを表示。はみ出す確率が高い

グラフを表示。はみ出す確率が高い

掛け算、足し算を駆使し、単価と数量だけ入れると総合計が出る

掛け算、足し算を駆使し、単価と数量だけ入れると総合計が出る

 表の表示サイズはピンチイン/ピンチアウトで自由に調整できる。しかし、スマホで読める文字の大きさを考慮すると、5インチスマホだと横11×縦40マスぐらいが限界で、あまり多くのセルを表示できない。個々のセルをタップして数字などの項目を入力することを考えると、横6×縦23マスぐらいが適切な縮尺だと思う。

 単価と数量を掛けた合計金額、さらにそれらに消費税、さらに総合計を表にするということもできる。高度な計算はおいおい覚えていくとして、単純な足し算、掛け算といったことや、範囲の合計や平均を出すような関数もスマートフォン版で使える。

 セルに入力した数値からのグラフ作成もできる。ただし、スマホの画面では小さく、作成したグラフがはみ出してしまう場合もあるため、あまり使い勝手はよくない。

 とはいえ、単純な表作りから、数値を入れた瞬間に分析した数値を表示させるという高度な表まで作成できる非常に奥深いアプリとなっている。

 そしてExcelも、Office 365のサブスクリプション契約を行なうことで、以下のような追加機能が利用可能となる。

Android版およびWindowsスマホ/タブレットの追加機能

  • ピボットテーブルのスタイルとレイアウトをカスタマイズする
  • 図形にユーザー設定の色を適用する
  • ワードアートを挿入および編集する
  • 画像に影と反射のスタイルを追加する

iPhone、iPad版の追加機能

  • ピボットテーブルのスタイルとレイアウトをカスタマイズする
  • 図形にユーザー設定の色を追加する
  • ワードアートを挿入および編集する
  • 画像に影と反射のスタイルを追加する
  • グラフ要素を追加して修正する

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