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マイクロソフト・トゥディ 第204回

これが「新たなマイクロソフト」 - 大きく変わったMGX(Microsoft Global Exchange)

2016年08月25日 10時00分更新

文● 大河原克行、編集●ハイサイ比嘉

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驚きを与えたHoloLens

 一方で、MGXでは、いくつかの驚きを社員に与えたようだ。そのひとつが、HoloLensである。会場で放映されたビデオでは、全世界の名だたる経営トップが登場。HoloLensを体験した感想を述べてみせた。ビデオに登場した経営トップの数はかなりの数にのぼっており、すでに、これだけ多くの経営トップが、HoloLensを体験していることには、社員自身も驚いたようだ。

HoloLens

 もうひとつは、日本マイクロソフトの印象が、全世界のマイクロソフトに対して、これまでとは異なったイメージで捉えられたことだ。MGXでは、HoloLensの事例として、JALでの活用を紹介。その先進的な活用ぶりに社員に驚きを与えたほか、Pepperが登場して、マイクロソフトのコグニティブサービスと連動したデモストレーションが行なわれ、これも話題を呼んだ。こうした事例を通じて、全世界のマイクロソフト社員が感じたのが、HoloLensやロボット、コグニティブサービス、IoTといった先進的な領域において、日本の顧客が最先端の取り組みをしていることを紹介。最新技術が日本から発信されているということを、改めて印象づけたMGXになったともいえる。

日本の顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援していくことの重要性

 ちなみに、MGXの会期中には、平野社長がホストを務め、日本から参加した社員のみが集まる懇親パーティーやジャパンセッションも開催されたが、その中で、平野社長は、今回のMGXの変化や、全世界で変革を推進していく中で、いかに日本がその変革をリードし、また自社だけでなく日本の顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援していくことの重要性を何度もメッセージとして発言。今後もグローバルなマイクロソフトの取り組みの中で、日本マイクロソフトの存在を一層高めていくことを全社一丸で誓った。

 いずれにしろ、今回のMGXは、新たなマイクロソフトがスタートを切ったことを社内にも強く印象づけるイベントになったのは明らかだ。今後、社外に向けても「新しいマイクロソフト」としての発信が強まっていくことになりそうだ。


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