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最強の布陣揃う編

iPad Pro2台の変態仕様で見開き漫画を描くのはあの漫画家

2016年07月23日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 こんにちは。ぼく編集の西牧です。

 うちの出入りのライターの四本さんが「知り合いがiPad Proを2台買って、見開きで漫画を描き始めた」というので、取材させていただくことにしました。Apple Pencilで描く漫画家さんもまだ珍しいですが、iPad Pro 2枚で描く人はもっと珍しいと思います。編集者としてはネタになりそうなものは、なんでもチェックしなければなりません。

 それで待ち合わせの喫茶店へ行ったら、もうおじさんたち2人はしゃべりまくっていて、すでに取材は始まっていました。漫画家さんはiPad Proをテーブルの上に置き、鼻歌まじりでなにか描きながらしゃべっています。マスクをしているので顔はよくわかりませんが、横でお話をうかがっている限り、いい人みたいで良かったです。

紙で育った漫画家は見開きで考える

四本 なに、そのマスク。

画家 や、風邪ひいちゃってね。

四本 あらっ。じゃ、ま、さっさとやっつけますか。

画家 まあ、そんなにつらくないんだけどね、鼻水が止まらないだけで。

漫画家さん。風邪をひかれているそうで暑い日なのに結構厚着。取材にお付き合いいただきありがとうございます

四本 では、なぜiPad Proを2台も買ったのですか?

画家 え、そんなの見開きで漫画が描けるからに決まってるじゃないか!

四本 見開きで描くとなにかいいことでもあるのでしょうか?

画家 ちょっと、なに、その質問!

四本 あのさ、これ記事になるからさ、読む人にわかりいいように言っていかないと。

画家 あ、そうか。まず漫画は見開きなんですよ。紙で育った漫画家は、基本的に見開きで考えるんです。見開き単位でどう構成するか。目線の移動とかね。

四本 でも描くときってどっちかのページ、一コマずつ描くんじゃないの?

画家 そうなんだけど、見開きのバランスというのが漫画には必要なんだね。だからそこは譲れないわけよ。

四本 いままで譲ってたんだ?

画家 譲ってたというか、これで漫画描いたことなかったんだよ。それで2枚にして、いよいよこれから描けるぞって話。

四本 あ、そうなのか。

画家 そして、Apple Pencil、「Procreate」というアプリで最強の布陣が揃って、もはや想像を超えてオレには良い道具になっているわけ。ほぼ描きたいものは描ける。いままでのPainter並の描画力はある。すごい。

四本 というような話になりますよ、みなさん。

西牧 (やけに言うことがプロっぽいけど、誰なんだろうこの人……)

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