8000台限定のモデル

4万3000円の15.6型ノート「m-Book B」は納得のちょうど良さ

文●鈴木誠史/ASCII

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納得できるちょうど良さと、特徴的な「リフトアップ構造」

 PCをお手頃価格で手に入れたい! と考えたとき、候補となるのは11.6型~13.3型の小型モバイルノートや、Windowsタブレットが中心です。というのも、15.6型のスタンダードノートとなるとスペックも高くなり、その分価格も上がってしまうものが多いからです。スペックは必要最低限でいい、できるだけコストを抑えたい、しかし小型ノートはちょっと使いづらく感じる……、m-Book B501Eはこのあたりの要望にバランスよく応えられるモデルです。

 15.6型はノートPCのスタンダードサイズ。前述のとおりディスプレーやキーボードに対する窮屈さがなく、スマホ/タブレットよりも広々とした作業環境となってくれます。また、開くとキーボード面に傾斜がつく「リフトアップ構造」など使いやすさアップの工夫も。机の上に置いても、また膝に置いて使うときにもキーボードの打ちやすさを感じました。

本体後部がおよそ4.8mmせり上がり、キーボードの打ちやすさが向上します

キーボードはテンキーつき。ただしバックスペースとNum Lockが隣同士であるなど間隔がせまく、ミスタッチも何度かありました

 小型ノートよりも重く厚くなるのは15.6型の運命ですが、m-Book B501Eは重量2.2kg、厚さ22.8mmとほどほどにコンパクトなサイズ。普段の荷物が入ったリュックに追加して入れられますし、重みについても「この程度なら背負って歩けるな」と感じました。ノートPCに薄さ・軽さを求めすぎると、その分だけコストが上がってしまうもの。ちょうどいい、と納得できるサイズ感ではないでしょうか。

リュックにスッと出し入れできます。撮影のため少々ぎこちないポーズで取り出していますが……

ちなみにACアダプターの重さは111g(実測値)。コードを含めても200g以下でした。本体と合わせて持ち運んでも大差ないレベルの重さです